33話① 【レア】「桶狭間の戦い」はどこで行われた?

文字数 862文字

桶狭間の戦いって知っとるか?

ああ、あれだろ。

信長が今川義元を打ち破ったっていう戦いだろ?

戦国時代の戦いでも、

有名なものの1つでしょうね。

まあ、ほうじゃろうな。

じゃあ、それがどこで行われたかはわかるか?

あ~、あれだろ。

名古屋とかそのへんの……。

なんとなくふわっとはわかるんですが、

詳しくは存じ上げませんね。

まあ、無理もないかのう。

なんせわしにもわからんのじゃけえ。

は?

というのもじゃな、名古屋市緑区と豊明市の間あたり

戦いがあったというのまではわかっとるんじゃ。

だが、桶狭間というのがいったいどこを指してたのか、

実は詳細はいまだわかっとらんのじゃ。

マジかっ!?

なにしろ桶狭間というのは「狭間」いうだけあって谷間の地形を指すはずなんじゃ。

なのに資料によっては桶狭間山いう記述もあったりで、

果たしてそれが谷間だったのか山だったのかも

よくわかっとらんいうのが実情なんじゃ。

そうだったんですか……。

山と谷間では地形そのものがえらく変わってくるけえな。

これじゃあ、なかなか推定できんいうのも納得いうもんじゃ。

でも、だいたいの場所はわかってるんですよね?

それならそのだいたいのところに碑とかないんですか?

ああ、あるで。

それが推定地の一つ「桶狭間古戦場伝説地」じゃな。

これがそうじゃ!

ここは公園なのか?

ああ、中京競馬場前駅いうのがあってな。

そこを下りてから、競馬場とは真逆の方向にいけば

わりとすぐあるところなんじゃ。

じゃあ、比較的行きやすい感じでしょうか?

ほうじゃな。

ここにはボランティアガイドの人もおったりするけえ

わからんことがあればいろいろ聞くんもええ。

また、ここに今川義元の墓もあるいうこともあって、

有力推定地の一つにあげられとるんじゃ。

これがその墓じゃ。

年季はいった墓だな。

でもそれだけに説得力もありますね。

あと、近くには高徳院いうお寺もあるんじゃが、

ここも桶狭間古戦場伝説地の一部に指定されとるのう。

もうここが正解でいいんじゃねえか?

それが簡単にはいかんけえ、むずかしいんよ。

もう一つの有力推定地は次のページで紹介しようかいのう。

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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