12話② 【レア】宇宙ステーション「ミール」in 苫小牧

文字数 1,247文字

でも、最初に言ってたように

苫小牧って見るものがないんですよね?

おう、苫小牧の人には悪いが

正直ほとんどない。

ほとんど?


ああ。

その唯一っていいほどの見るべきものは、

宇宙ステーション ミール」じゃろうな。


旧ソ連の宇宙ステーションでしたっけ?

さすがニコル、よう知っとるな。

そう、これが今回紹介する「プチレア」な

「宇宙ステーション ミール」じゃ!

おおっ、さすがにでけえな!

なかなかな見応えですね。

でも、これ実際に宇宙を飛んでたものなんですか?

いや、これは正確に言えば、

「ソ連が万が一のために作ったミール予備機」なんじゃ。

ただ、正式な予備機で、地上訓練用でも使われとったものなんで、

宇宙を飛んどったのと寸分たがわぬものではあるがの。

マジかっ!?

それはすごいですね。

でも、なんでそんなものが日本に?

ああ。

これは日本で開催されたデザイン博覧会に出展され、

その後、日本の民間会社が購入したんじゃ。

で、その後また別の民間会社に転売された後、

ここ苫小牧に寄贈されたという経緯があるんじゃ。

なるほどな。
だからここで展示されているんですね。

ちなみに苫小牧では、このミールを展示している苫小牧市科学センター自体を

無料で開放しとるんじゃ。

無料とは、また剛毅な話だな。


工業の街じゃけえ、

それだけ科学技術の勉強に力入れとるいうことなんじゃろうて。

そういえば苫小牧ではなにを食べられたんですか?

おう。

ここは北寄貝も名産なんじゃがの。

わしは雪に見舞われたいうのもあって、

駅に直結しているドンキで惣菜買って、ホテルで食うたわ。

お前さんにしちゃ地味だな。

いや、ここのドンキはスーパーも兼ねておってな。

惣菜もバカにしたもんじゃなかったで。

地元の魚介類をふんだんに使った寿司なんかもあったし

地元・北海道の銘酒もあったんで

これはこれで十分北海道の味を堪能することができたわ。

ほんと、転んでもただでは起きませんよね……。
どうやったらへこたれるんだ、こいつ……。
そんなわけで工業の街・苫小牧で唯一見るべき存在「苫小牧市科学センターのミール」

みなさんも苫小牧に行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてつかあさい!

これは行きたすぎる!

しかも無料……だと?

ドンキもけっこう美味いモンあるよな
無料で見られるという意味ではハードルは低いんじゃが、

苫小牧がそもそも新千歳から40分ほどかかるんで

なかなか苫小牧自体にいく人もおらんじゃろういうことで

今回は「プチレア」にしてみました!

ちなみに泊まったホテルはビジネスホテルのドーミーインだったので

無料の夜鳴きそばもあったそうですよ。

あと帰りのフライトも、それはそれでゆかいなことになりましたわ。

なにしろフライト再開がかなりぐだぐだだったんで(笑)

一見すると定刻が「15:30→16:50」

変更されただけのように見えるんじゃが、

右上の現在時刻を見てつかあさい!

18:28っ!?
そりゃ、乗客(これから乗ろうとする客)も

へとへとになりますわ。

ま、さすがにこのときが

かなりのレアケースいうだけの話じゃったわけじゃがな(笑)

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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