14話  【変】岡山「点字ブロック発祥の地碑」

文字数 731文字

おい!

ちょっと待ちやがれ!

いきなりなんじゃ?

いつも変てこなところを紹介しやがるが

今回のはさすがに変すぎるだろ!

おいおい、暴論じゃのう。

お前、点字ブロックがないと

目ぇ見えん人が往生しようがぁ?

さすがにそがいなことは言うちゃいけんで。

い、いや、そういうつもりで言ったわけじゃあ……。

ま、この発祥の地碑は周囲がふつうの住宅街で

周りは特にみるものもないんで

長崎の「ボーリングの碑」

神戸の「ボーリングの碑」とは違うて、

かなりハードルは高いがのう。

もしかしてわざわざそのためだけに

そこへ行ったんですか?

当たり前じゃ!

周辺にはなにもないというたろうが!

お前、なにを聞いとるんなら!!

……武松さん?
あ?

なんか怒られてしまったんですが、

これ、私が悪いんですか?

あ~、その、なんだ……。

犬に噛まれたと思って、諦めろ……。

ちなみにこれがそのお待ちかねの

「点字ブロック発祥の地碑」じゃ!

待ってませんからね!

わかっちゃあいたが、

マジで行ってやがるっ!!

よいよ、たわけたことぬかしとるのう。

ちゃんと行っとるに決まっとろうが。

ちなみに点字ブロックがはじめて作られたのは昭和42年のことで、

実はまだ50年ほどしか経っておらんのじゃ。


意外と近年のことなんですね。

おう。

しかももとはこの岡山でスタートしたことなんじゃが、

いまでは全世界75か国に波及しとるんじゃ。

そいつはたいしたもんだな。

そういう偉大な先人の労苦を偲ぶいうんも

また大事なことなんよ。


そんなわけで岡山の住宅街にポツンとある「点字ブロック発祥の地碑」、みなさんも岡山に行かれた際は、ぜひなんかのついでに行ってみてつかあさい!

……てめえ、さっき周りになにもないって言ったじゃねえか。
……いったいなんのついでがあるというんでしょうかねぇ。

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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