25話② 【桜】秀吉の大花見、京都の「醍醐寺」
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ほうじゃろう。
ここは豊臣秀吉がその最晩年に、「死出の花見」をしたことでも知られとる由緒ある場所なんじゃ。
マジかっ!?
うむ。
一説にはこのためだけに桜を700本植樹し、招待された客は1300人ほど。しかも男性名は秀吉・秀頼のほかは秀吉の親友だった前田利家ぐらいで、基本的には女性ばかり招待されたものだったと伝えられとる。
おう。
なにしろその1300人の女性たちには2回の衣装替えが命じられとったそうな。
ああ。
1300人に最低3着じゃけえな。
その衣装代だけで、現代価格で39億円もの費用がかかったそうな。
高っ!?
「北野大茶会」と対をなす、秀吉の大イベントじゃけえな。
派手好きの秀吉ならではの話じゃよ。
うむ。
いまでもかなりの見応えじゃけえな。
ちなみにここの金堂や五重塔は国宝で、これは桜抜きでも見応え十分じゃがな。
ほうじゃろ。
そんなわけで、ふだんでも見応え十分ながら、桜の時期にはなお一層見応えの増す京都の「醍醐寺」、みなさんもぜひ桜の季節に訪れてみてつかあさい!
花見なんてずっとしていない……
わしは「花見(宴会)」はしとりませんが、「花見(見物)」はわりとやっとります。
基本的に見物道楽ですけえな(笑)