11話① 【変】東京・幻の「目黒競馬場」を追え!

文字数 774文字

今岡先生は競馬好きなんでしたよね?

ああ。

馬が走っとるんを見るのも好きじゃし、

血統表眺めとくだけでも楽しいし、

実際に馬に乗るのも好きじゃし、

無類の競馬ファンとも言えような。

競馬場って全国にあるんだよな?


おう。

北は北海道、南は九州まであるぞ。

いまはJRAが10場地方競馬が13場

国内だけで合計23場があるのう。

そのうちこれまでどれだけ行かれたんですか?


全部。

全部っ!?

ああ。

競馬場巡りは、馬好きにとってはたまらん楽しさがあるけえな。

中には、無料で簡単な乗馬させてくれるところもあるし

馬車に乗せてくれるところもあるし、

また競馬場ごとのB級グルメを楽しめるし、

いうことなしなんじゃ!

それはたしかに楽しそうですね。


ほうじゃろ。

中には大井競馬みたいにVIPルームで

シャンパンとディナーを楽しみながら

競馬見れるところもあるんで、

「おっさん臭い」いうイメージで敬遠しとる人は

そういうところに行ってみるんもええかもしれんのう。

で、今回はそのうちから、見どころある競馬場を紹介しようっていうのか?
いや、違うで。
でも、タイトルには「目黒競馬場」とあるではないですか……。

おう。

目黒競馬場はな、いまはなき廃競馬場なんじゃ。

廃競馬場っ!?
じゃあ、廃墟かなんかなんですか?

いや、廃墟でもないんじゃな、これが。

目黒は都内でも有数の一等地。

いまは普通の住宅街になっとるんじゃ。

だったら名残はまったくねえってことか。

そうとも言えんのう。

これは実際、地図を見てもらえればわかるかもしれんのう。

これが目黒競馬場があったところよ。

「元競馬場通り」とか「目黒競馬場跡の案内板」という

表示が見えますね。

かろうじてそのへんに名残があるってことか。

ま、それはわかりやすいところじゃろうな。

しかし、お前ら肝心なところを見逃しとるのう。

うん?

なにを見逃してるってんだ?

ここをようく見ろ!
うぉっ!?

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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