43話① 【変】長浜観光なら「曳山博物館」「長浜御坊」

文字数 934文字

昨日、「長浜市内には観光スポットが多数ある」って言ってたが、とくにどこがオススメなんだ?

ほうじゃなぁ。

個人的にはやはり「国友鉄砲の里資料館」がオススメなんじゃが、実はここは市内からけっこう離れとるけえな。

市内の中心部で考えると、やはり「曳山博物館」「長浜御坊」あたりは外せんかもしれんのう。

見どころが多いということですか?

ああ。

「曳山博物館」は長浜市の祭り「曳山まつり」の曳山を展示してある施設でな。

祭り期間中以外でも、その豪華絢爛な曳山が見られるという、ありがたい資料館なんじゃ。

ほう、おもしろうそうだな!

実際、かなり楽しめたで!

あと、ここは入場料600円取られるんで、ここに行く場合はパスポート必須じゃな。

なにしろここと長浜城だけで元が取れるんじゃけえ、これ以上のお得はなかろうよ。

では、長浜御坊のほうは?
こっちはこんな感じよ!
雰囲気のあるお寺ですね!

ほうじゃな。

ここは江戸初期に建てられたお寺で、正式には「真宗大谷派長浜別院大通寺」というんじゃ。

ただ、一般的には通称の「長浜御坊」で知られとるんで、そのほうが通りがええじゃろうな。

ここのみどころは?

ここはな、枯山水の庭園があったり、円山応挙や狩野山楽・狩野山雪らの障壁画があったりと、日本の美を堪能するにはもってこいのお寺さんなんよ。

あと、ここの総門も立派なもんじゃが、意外と見落としがちなんは台所門のほうじゃな。

台所門?

ああ。

脇門とも呼ばれるものなんじゃが、実はこの台所門、元長浜城の大手門でな。

門扉には本能寺の変に呼応した京極軍がはなった矢や銃弾の痕が残っとるんよ。

わしも見落としそうになったんじゃがな、たまたま近所のおっさんが声かけてきてくれて、見落とさずに済んだんじゃ。

どういうふうに声かけられたんだ?
「熱心に見とられますが、この門には本能寺の変の時の銃弾跡が残ってるんですよ。ぜひ見たってくださいね」いう感じじゃな。
ありがたいことですね。

ちなみに入場料が500円なんじゃが、やはりここもパスポート対象施設なんで、行くときはパスポート買ってから行くんがベストじゃな。


ほいじゃあ、次のページではこのパスポート対象施設の中で、わしが「ここだけは外したらいけん!」いう変わり種観光スポットを紹介しちゃるけえの!

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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