21話 【変】上水道のことがよくわかる「東京都水道歴史館」
文字数 983文字
おう。
こういうのはセットで見とかんとな。
いや、こういうのを見ようとするのは
お前さんぐらいのもんだろうよ……。
いや、そうでもないで。
実際ここを見に行ったとき、
平日の昼間にもかかわらず
わりと人おったけえのう。
ちなみに東京都水道歴史館の外観は
こんな感じじゃ!
ま、公的な博物館じゃけえな。
外観はしょうがなかろうて。
うむ。
ここは江戸時代の上水道について
いろいろ知ることができるんじゃ。
よく時代劇なんかでは長屋で井戸が映っていますが
上水道なんかどこに使われてたんです?
たわけ!
あれが上水道じゃ!
ああ。江戸は地質上、井戸がなかなか掘れんでな。
玉川などから水をひいとったんじゃ。
それを「玉川上水」いうんじゃ。
ああ。
なので時代劇なんかでみる井戸は、
玉川上水から水道をひいて、
その水を貯めた井戸なんよ。
なので、水と一緒に砂も運ばれたりするけえ
その井戸さらいを年一回やる必要があったんじゃ。
あったそうなで。
たまに魚が混じることもあって
当時の人らはそれを喜んで食うたそうな。
ま、めったにない当たりみたいなもんじゃろうがな。
おう。
中の展示物はこんな感じになっとるんよ。
むろんここも公的なものなんで無料で見れるんじゃ。
しかもこの前の「水の館」と違うて
予約はいらんけえ、比較的行きやすいのもええところよな。
なるほど。
だから今回は「変わり種スポット」としての紹介なんですね。
そういうことじゃ。
そんなわけで江戸時代を含め東京の上水道のことがよくわかる「東京都水道歴史館」、その名の通り水道橋駅から歩いて行けるところにあるんで、興味がある人はぜひ立ち寄ってみてつかあさい!
小さくしてみると、そういうのに見えんこともないですな(笑)
ちなみにこれは馬水槽いうて、馬や牛が使うためのもんですな。
ロンドンから寄贈され、明治39年に東京府庁舎前に設置されとったもんのレプリカですわ。