44話  【変】『ちはやふる』の聖地・「近江神宮」

文字数 757文字

近江にも神宮があるって知っとるか?

そうなのか?

ああ。

その名も近江神宮というんじゃ。

これがそうじゃな!

ほう、立派なもんだな!
けっこう雰囲気がありますね!

仮にも神宮じゃけえな。

それなりの格式いうもんがあるんよ。

ちなみに建てられたのは戦中の1940年と、意外と古くはないんじゃがな。

そんな時に建てた理由ってあるんですか?

ああ。

ここは天智天皇が飛鳥から遷都した土地でな。

紀元2600年の佳節にあたる1940年を記念して建てられたもん、いうことなんじゃ。

なるほどな。

それにしても、この近江神宮という名前、どこか聞いたことがありますね。

そうかもしれんな。

なにしろここは、漫画・アニメ『ちはやふる』の舞台にもなっとるけえな。

マジかっ!?

おう。

なんせここは『小倉百人一首』の第1首目の歌を詠んだ天智天皇にちなんで、競技かるたのチャンピオンを決める名人位・クイーン位決定戦が毎年1月に行われとるんじゃ。

このほかにも高松宮記念杯歌かるた大会・高校選手権大会・大学選手権大会なども開催されとるんで、かるたとは切っても切り離せん神社なんよ。

だからですか!

そういうこと。

『ちはやふる』の全国大会もここが舞台なんで、聞いたことがあっても不思議ではないということなんじゃ。

『ちはやふる』の聖地ってわけだな。

そういうことよ。

ちなみにここは天智天皇が日本で初めて水時計(漏刻)を設置したいう場所でもあるんで、境内には各地の時計業者が寄進した日時計や漏刻などが設けてあってな、時計館宝物館いうものもあったりするんじゃ。

そういうのが見たい人は、それもおススメのポイントじゃな。

ほんと、いろいろ知ってんな……
勉強したけえの。

そっか……

でしょうね……
そんなわけで、漫画・アニメ『ちはやふる』の聖地・「近江神宮」、みなさんもぜひ一度足を運んでみてつかあさい!

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。
※本コラボは完結済みです。

登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色