第17話

文字数 249文字

 夏が近づくにつれ、僕の少年の欲望は膨らんでいく。

 かなえの白い胸元から目が離せなくなっている。街の人々が薄着になるにつれ毎晩己を慰めたものだった。

 かなえの細い脚に目が釘付けとなる。まるでモデルのような細く長い脚。この夏に何とかしたい、是非何とかならないものか、苦悶の日々が過ぎて行く。

 期末考査が終わり、僕は学年3位に入賞する。

 僕の急成長を喜んだのは母親だけでなく。

「翔くん、やれば出来る子だったのね。流石私が見込んだバディーだわ。今後も精々精進してくださいな」

 なんて上から目線も心地良く。
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