第87話 線画の美しさ 影絵
文字数 637文字
線画っていうか、影絵ですよね。
これはデジタルで描いたやつです。
前に載せた『月の唄』でカラーバージョンを使ってますが、色をぬくと、こんな感じ。
ちなみにこの絵のカラーバージョン、スマホから見たときの僕のプロフの背景にもしてます。
この絵はワレスさんがまだ脇役だったころの五話めの話で目次用に本来は使ってたものでした。
そして、同じ話の挿絵として、ほかにもこんなのが。
これはホラーショート用の表紙で使ったので、前のほうのページでタイトル入りのやつを載せたかも。
これの男のほうがワレスさんですねぇw
女のほう?
それは……女性ではありません。女装の男で、そっちが主役です。わけあって女装してます。
えーと、言ってしまうと、ワレスさんが三十代に入ったころ、魔物に追われて砦にやってきた美青年と出会うんですが、まあいろいろあって、けっきょく彼を助けるために魔境側の森へ入ってしまい、魔法の力でいっしょにすごく遠方の外国へ飛ばされてしまう、と。
で、そこから祖国を目指して旅をしていくのが、このシリーズの大筋なんですが、その旅の資金を稼ぐために、ある国でちょっと悪いことをしましてw
まあ、美人局的なやつですね。
で、友好国のあいだで国際手配をされてしまうわけです。なので、変装のために、途中、母国に実在する貴族の夫婦のふりをしてごまかすという、その最中の挿絵なわけです。だから馬車だのお城だのドレスだの。
バックにカラーを持ってくると、こんな感じ。
月の唄のときの青いバージョンとはまた違って、これもよし。