第７５話　　ワシと天使

　この話は『小悪魔な天使』シリーズの番外編なんですが、これ一話でも読めます。本編とはだいぶ毛色が異なるので、むしろ、別の話と見たほうがいいかもしれません。



　ノベルデイズで公開してるので作品の内容については書きませんが、絵的なことを書いておくと、これは原画は手描きの鉛筆画ですね。パソコンにとりこんだときに色調を変えてバックにいろんな色をつけました。
　これは紫ですが、ほかにも同じころに描いた動物のスケッチがあって、色味が違うんですよ。



　これはゾウさんですねぇ。
　ゾウさんぽい水色にしました。
　写真見ながら描いたんで、けっこうリアルです。
　動物は写真などの現物を見ながら描くにかぎりますね。そうとう描きなれた人なら体の構造とか思いうかべながら描けるんでしょうけど。
　ライオンもあります。ライオンけっこうお気に入り。



　『イルカのラスティ』もここに載せてる絵本ですが、あれはイルカを描くために、じつはかなりの枚数のスケッチをしてます。写真もですが、テレビでイルカの出てる番組を録画して、それを見ながら描いたりしました。真下から見たとことか、いろんは角度から描かないといけないので。

　そう言えば、絵を習ってるころ、講師のかたが言われてたか、送られてきた資料で読んだか、そのへんはよく覚えてないですが、絵のうまさってのは空間の認知力の高さなんだと言われました。
　たとえば模写しても写真のようにそっくりに描ける人は少ないですよね。それは自分の目で見たものを頭のなかで再構築する力が低いからなんだって。うまい人ほどそっくりに描ける。
　ただ、その力は練習すれば上がるので、とにかく描くことが大事だと言われました。
　なんか小説にも通じるところがありますね。筆力、文章力ってものですか。書けば書くほど、うまくなる。