第38話 王子様、あたしに朝まで魔法をかけて

文字数 822文字

 ジャンルが違うんで、ぱっと見、まったく違うタイプの絵のようですが、じつは前のページと同じポンポン画法。



 ただし、こっちはポンポンのほかに、手作りスタンプ画法も使ってる。ごたいそうな技法に聞こえますが、そうではありません。
 例のごとく、鉛筆ペンでザックリ塗った色のかたまりを、消しゴムで周囲を消して輪郭を宝石っぽくし、それを複写。レイヤーを重ねてスタンプのように数を増やしていくやりかたです。ティアドロップとかパールとか、単純な形の宝石は、この描きかたで作りやすいです。テーブルカットの宝石も同じくザックリ描いたあと、細めの消しゴムでスッスッと角を削っただけ。

 ちなみにこの絵、じつは別の絵(キャラクターあり)の背景の模様として描いたものを独立させたものです。元絵は今回『大地のゆりかご』のなかに載せてる『ミダスのくちづけ』の中表紙として使ってます。くらべてみると、わかるかも。
(該当ページの公開は10月31日です。さっき予約投稿しました。すいません。まだ先です)
 ワレスさんのシリーズはノベルデイズでも公開してるので、この表紙集に載せるかどうかは考え中です。作品紹介って意味だと、載せとくべきなのか……。

文字なしは、こちら。




 『王子様、あたしに朝まで魔法をかけて』
 女の子が主役のラブコメ。
 ネットにあげるときにタイトル変えたので、原題は『魔法の栞』——地味ですよね……だから変えたんです(^_^;)
 コンプリスは両親を亡くし、養父母にも先立たれ、養父母の甥の世話になることに。バイオリニストのサンギュリエさんは人見知りの変わり者。
 ある夜、亡き父から貰った栞を童話の本にはさんだまま眠ると、なぜかその本のなかに入っていて……。
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