第62話  過去を見る瞳

文字数 851文字

文章が長くなってしまったので、あらためて別の表紙を。



これは墜落のシリウスシリーズの三話めですね。一話めが短編なので、二話とまとめて一作として公開してるため、三話めなのに、シリーズ2っていうややこしさw

過去瞳はワレスさんの重大な過去がわかる回なので、シリーズとしても重要だし、個人的にも好きな話の一つですね。

あっ、ちなみにこの墜落のシリウスシリーズは、もともと習作でした。前にも書いたことあるんですが、ずいぶん前に三人称の書きかたがうまくいかなくて、悩んだ時期があったんですね。人生で一回だけのスランプ時期です。ちょっと書いてはやめて、ちょっと書いてはやめてをくりかえし、まったく書けなくなってたので、そのとき僕はひらきなおった!
「もういい。書けないで苦しむくらいなら、視点めちゃくちゃでもなんでもいいから、とにかく書く。習作のつもりで書く」
で、そのさいに、どうせ習作なら、今までやったことないようなことに一作ずつ挑戦していこう——というわけで、始まったのが、ワレスさんのこのシリーズでした。
ワレスさんの話は基本的に、過去に起こった事件、今現在に進行中の事件、そしてシリーズ通しての人間関係という三本のストーリーが並行する形で進んでいき、ラストには必ず過去の事件と現在の事件が交錯する、という作りになっています。
この形式で五、六話長編を書き続けた結果、なんかやたらに複雑なプロットを頭のなかで構築し、下書きなしでスマホでサイトに直書きできる、という技を習得しましたw
最近に書いてる八重咲探偵シリーズなんかも、プロットはまったく作っていません。小説書きながら頭のなかでこねくりまわしてると、なんとかなるんです。
まだシリウスシリーズを書く前は、紙に箇条書きの形で、一章か二章さきくらいまでのプロットを作ってから書いてたんですが。

そういう意味でも、ワレスさんはとても思い出深いシリーズですね。
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