センパイから影法師を借りてみました
演劇部のニワカ役者、三坂朔(みさか はじめ)には秘密があった。舞台に立ってたった1週間で主役の台詞と演技をものにした彼の背後には、全てを操る影が潜んでいたのだ。
影なしでは何もできないことに気付いた朔は、土壇場になって入れ替わりを思いつくが、そこには大きな落とし穴が隠されていた。
影の主である風間涼美(かざま すずみ)を命の危険にさらしていたのだ。
幼馴染の徳永舞歌(とくなが まいか)のために始めたことを投げ出すこともできずに、朔は上演前日の合宿を迎えてしまう。
そこで深夜に見たものは、恐ろしい敵の姿と、舞歌の……。
目次
完結 全82話
2018年09月16日 10:34 更新
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先輩と、僕と
- 影法師との邂逅2018年08月25日
- 夜の教室で二人きり2018年08月26日
- 消灯前の囁き2018年08月25日
- 本番は、明日2018年08月25日
- でも、僕は部員じゃない2018年09月16日
- 朝一番の稽古までは2018年08月25日
- 僕と先輩と部活の危機2018年08月25日
- 涼美先輩の孤独な闘い2018年08月25日
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僕はもともと帰宅部ですが何か
- 舞台の上での「影」のお仕事2018年08月25日
- 帰宅部員が役者修行を始めた事情2018年08月25日
- 気付くのが遅すぎた恋2018年08月25日
- そして幼馴染の恋が始まる2018年08月25日
- 幼馴染の身勝手なムチャ振り2018年08月26日
- ムチャ振りの屈辱に幼馴染は気づかない2018年08月26日
- 幼馴染相手に駆け引きはできない2018年08月26日
- 幼馴染には逆らえない2018年08月26日
- 人間の皮をかぶった悪魔たちの歓迎2018年08月26日
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始めて見た生キスシーンの衝撃
- 先輩と僕と舞歌の事情2018年08月26日
- 夏の逢魔が時2018年08月26日
- 寒さの夏と生命の歌2018年09月16日
- 異界の死闘2018年08月26日
- 涼美先輩との「出会い」2018年08月26日
- 涼美先輩の「自己紹介」2018年08月26日
- 「シャドウ」と僕と2018年08月26日
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影法師の活躍で僕は男を見せる
- 涼美先輩と「シャドウ」の関係2018年08月26日
- これが「シャドウ」の能力2018年08月26日
- まるでもう1人の僕みたいに2018年08月26日
- 舞歌の台本ダイジェスト2018年09月16日
- 影法師のアシストで僕は2018年08月27日
- 余計な一言でオウンゴール決める2018年08月27日
- 舞歌、悪鬼羅刹変化する2018年09月16日
- 影が僕の場所にいる2018年09月02日
- 影が僕で僕が影で2018年09月02日
- マジメにやっても仕方ない2018年09月02日
- お言葉ですがセンパイ2018年09月02日
- 舞台の上で舞歌が輝く2018年09月16日
- 僕が見えない理由2018年09月02日
- 深い次元へ……。2018年09月02日
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浮気じゃないよ、舞歌
- そして本番前日の夜へ2018年09月02日
- 課された責任2018年09月02日
- 涼美先輩に迫る危機2018年09月02日
- 僕の変身2018年09月02日
- 涼美先輩の力が身体にみなぎる2018年09月02日
- 危険への脱出2018年09月03日
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涼美先輩の告白
- 廊下の冒険2018年09月03日
- グラウンドまでも異界2018年09月03日
- 先輩の弱音2018年09月03日
- 先輩と2人でシャワールーム2018年09月03日
- 筋道の通らない会話2018年09月03日
- 人生終わりの1丁目2018年09月05日
- 僕とシャドウの名誉2018年09月05日
- 先輩の誘惑2018年09月05日
- 恐ろしい事実2018年09月05日
- 本当の気持ち2018年09月05日
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見てはいけないものを敢えて
- 眼前に迫る異界2018年09月06日
- 迫りくる影の恐怖2018年09月06日
- 男の決断2018年09月06日
- キスの恐るべき代償2018年09月07日
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全てが元に戻るとき
- 僕は本当の影になった2018年09月08日
- 誰も僕を見てくれない2018年09月09日
- 涼美先輩だけが僕を……。2018年09月09日
- 涼美先輩との賭け2018年09月09日
- 幕が上がる!2018年09月10日
- そして劇は動き出す2018年09月10日
- シャドウとの闘い2018年09月16日
- シャドウの実力2018年09月13日
- 影法師との衝突2018年09月12日
- シャドウとの暗闘2018年09月16日
- 僕と学者、シャドウと影法師と2018年09月12日
- そしてチャンスが消えたまま2018年09月13日
- 上演中の不謹慎な妄想2018年09月13日
- 最後の賭け2018年09月13日
- 負けても、倒れない!2018年09月15日
- 最後のチャンス2018年09月15日
- そしてもうすぐ、幕は下りる2018年09月16日
- 最後のトリック2018年09月15日
- 舞歌の答えは……。2018年09月15日
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まだ先輩はそこにいた
- 先輩はどこに行った?2018年09月16日
- 先輩の残した……。2018年09月16日
- 冬の再会2018年09月16日
- 恋と、寂しさと2018年09月16日
- 思い出は異次元の彼方に2018年09月16日
登場人物
三坂朔(みさか さく)
ヤル気なしの高校1年生。
帰宅部だったのに、演劇部員の地区大会代役として舞台に引っ張り出されて、汗みどろのシゴキに耐える日々を送っている。
サボリ癖が強い上にムッツリスケベといいところなしだが、苦境にある者を見ると、放ってはおけない。
幼馴染への恋には最近気づいたが、間に合わなかった。
徳永舞歌(とくなが まいか)
劇作に夢中の高1女子。
役者修行に加えて戯曲執筆もこなす、やる気満々の才女。
そのせいで朔の気持ちには気付かず(というか、もともと眼中にない)、勉強に恋にと高校生活を満喫している。
普段は無邪気な天然少女だが、稽古の間は悪鬼羅刹と化す。
風間涼美(かざま すずみ)
才色兼備の高3女子。
蠱惑的な肢体を持ちながら、部活でも学校でも目立たないのは、(文字通り)次元の違う世界で生きているからである。
即興の4行詩を吟ずることで、人間の肉体を乗っ取ろうとする異界の魔物を祓うことができる。
実はお茶目で、年下の男性をからかうのが大好きだったりする。
シャドウ
文字通りの「影」だが、熱い心と深い洞察力を秘めている。
ふだんは学生服を着て、風間涼美と行動を共にしている。
異界の魔物と接触すると、涼美の詠唱する詩の持つパワーを実体化して闘う。
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小説情報
センパイから影法師を借りてみました
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 82話
- 種類
- チャットノベル
- ジャンル
- ファンタジー
- タグ
- 学園 , 演劇, 異界, 格闘, 幼馴染, 姉系, チャットノベル大賞
- 総文字数
- 36,945文字
- 公開日
- 2018年08月24日 23:49
- 最終更新日
- 2018年09月16日 10:34
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