「シャドウ」と僕と
文字数 355文字
ぽんと手を叩いて、僕を指差す。
はーッと深い息をつくと、真っ青な馬がその後ろを音もなく歩いていった。
もう関係ないという感じで、学生服の影はそれを黙って見送っている
その顔を手で挟んで、涼美先輩は自分のほうを向かせた。
その顔を手で挟んで、涼美先輩は自分のほうを向かせた。
顔は見えなかったけど、やっぱり唖然としている感じはした。
涼美先輩はというと、そんなことにはお構いなしだ。
次の瞬間、僕はドキッとして息を呑んだ。
男女のキスを目の当たりにしたのは、生まれて初めてだったからだ。