恐ろしい事実
文字数 437文字
こんな会話を、舞歌としたかった。シャワーを浴びてては無理だけど。
そんなことを考えているなんて、涼美先輩には絶対に知られたくない。
無邪気に微笑む顔が、すごくかわいく見えた。
あ、舞歌は置いといて、だけど。子供の頃からずっと見てきたから。
あ、舞歌は置いといて、だけど。子供の頃からずっと見てきたから。
シャドウのふりをして答えると、先輩はさらに甘えてきた。
僕もつい、調子に乗ってからかってしまった。それが良かったのか、悪かったのか。
涼美先輩の口から、恐ろしい事実がこぼれ落ちた。
涼美先輩の口から、恐ろしい事実がこぼれ落ちた。
このときはハッキリと決断したが、それは夜が明けてからだ。
まだ、舞歌がシャワーを浴びている。出ていくまで待たなくてはいけなかった。