本番は、明日
文字数 479文字
僕は話をそらした。避けて通りたい話だったからだ。
大会が終わった次の日に、また授業があるよりは、稽古に専念できるっていうことだ。でも、そんな話に戻されてはたまらなかった。
そんなわけで、中学校で勉強できなくてここに何とか引っかかった僕たちは、義務教育でさぼりにさぼったきたことのツケを母校の存続のために支払おうと、汗を流しながらシコシコ登校しなくてはならないのでアリマシタ。
結局、この話になる。だが、負けてがいられなかった。