人生終わりの1丁目
文字数 433文字
ほっとしたのも束の間、そこに現れたのは、ピンクのパジャマ姿の少女だった。
女子がシャワールームに入ってきてやることは1つだ。僕は慌てて、ここを飛び出そうとした。涼美先輩はというと、落ち着き払っていて逃げもしない。
冗談じゃない。
人生が終わる。
よく考えたら、僕は今、涼美先輩の次元にいるのだ。舞歌が気づくことはない。
でも、そういう問題じゃなかった。
舞歌が、パジャマを脱ぎ始めたのだ。よっぽど部屋が寝苦しかったんだろうが、そんなこと言ってる場合じゃなかった。
今度は、涼美先輩が僕を床に押さえ込んだ。
言いたいことは分かるが、変質者扱いはやめてほしかった。でも、涼美先輩のお仕置きは止まらない。