ガス抜き(16)
文字数 270文字
「一緒にいたいのかわかんなくなってきちゃった。」
私は言った。
「迷ってるんだ。このまま一緒にいていいのか、このまま結婚するべきなのか。あ、別に相談ってわけじゃないから。独り言ね、聞き流して。」
「あまり幸せそうじゃないね。ごめん、失言。」
山本くんが言った。
「いいの。事実だもん。自分でもわかってるんだけど。彼と離れるのが嫌っていうより・・・」
「嫌っていうより?」
「なんか1つの思いに終わりがきたことを認めるのが寂しいっていうか・・・」
「もっとほかにも幸せになれるチャンスはあるんじゃないの?」
山本くんが言った。
「そうだよね。ほんとそう。」
私は言った。
「迷ってるんだ。このまま一緒にいていいのか、このまま結婚するべきなのか。あ、別に相談ってわけじゃないから。独り言ね、聞き流して。」
「あまり幸せそうじゃないね。ごめん、失言。」
山本くんが言った。
「いいの。事実だもん。自分でもわかってるんだけど。彼と離れるのが嫌っていうより・・・」
「嫌っていうより?」
「なんか1つの思いに終わりがきたことを認めるのが寂しいっていうか・・・」
「もっとほかにも幸せになれるチャンスはあるんじゃないの?」
山本くんが言った。
「そうだよね。ほんとそう。」