嗚咽(2)
文字数 411文字
部屋の鍵と財布と携帯を持って家を飛び出した。悟と一緒の空間にいるのに耐えられなかった。
用もないのにコンビニまで行こうと思った。しゃくりあげていたからまだ店には入れない。
辛くて、悲しくて、悔しくて涙が引いたと思うとまた湧いてきていつまでたっても止まらなかった。
どうして結婚してしまったんだろう。うまくいかないって思っていたのに。なぜ悟と結婚でいいんだと自分で自分を納得させたんだろう。間違ってるってわかってたはずなのに・・・
どうしてほんの一瞬でも幸せになれるかもなんて錯覚したんだろう・・・
私が家を飛び出したのは物音で気づいていると思う。でも携帯に着信は無かった。
まだ入浴中かもしれない・・・
そう思う自分が情けなかった。この期に及んで、悟からの優しい言葉を期待するなんて。
何度見ても着信もメールも無かった。
少しは冷静に話が出来るかと思って悟に電話をかけた。
通話中だった。
ピンと来た。きっと雨宮だ・・・
用もないのにコンビニまで行こうと思った。しゃくりあげていたからまだ店には入れない。
辛くて、悲しくて、悔しくて涙が引いたと思うとまた湧いてきていつまでたっても止まらなかった。
どうして結婚してしまったんだろう。うまくいかないって思っていたのに。なぜ悟と結婚でいいんだと自分で自分を納得させたんだろう。間違ってるってわかってたはずなのに・・・
どうしてほんの一瞬でも幸せになれるかもなんて錯覚したんだろう・・・
私が家を飛び出したのは物音で気づいていると思う。でも携帯に着信は無かった。
まだ入浴中かもしれない・・・
そう思う自分が情けなかった。この期に及んで、悟からの優しい言葉を期待するなんて。
何度見ても着信もメールも無かった。
少しは冷静に話が出来るかと思って悟に電話をかけた。
通話中だった。
ピンと来た。きっと雨宮だ・・・