ガス抜き(1)

文字数 288文字

 店のすぐそばの居酒屋チェーン店に入っていくと家電売場のバイトの男子、大倉くんと山本くんが先に来ていた。

「よぅおつかれ。」

 大倉くんは私を見て言った。大倉くんの隣に座った。

「中生でいい?」

 大倉くんと山本くんもすでに同じ物を飲みはじめていた。

「うん。ありがとう。お願い。」

 私は機嫌良く答えた。

 大倉くんは年齢がよくわからないが私より若干若いか同じ歳位のフリーターだ。

 店では忙しそうにしている時が多い。飾らない感じが男っぽくて、ガタイもよく頼もしい感じがした。

 対象的に山本くんは線が細い感じで家電よりは衣料品を扱っているような雰囲気。まあパソコンなんかは詳しそうに見えた。
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