第83話 抹茶ラテ連載再開に向けて

文字数 1,096文字

『よすがなる抹茶ラテのきほん』という僕の連載小説作品がある。新人賞のひながたに流し込んだら、むしろ上限を越えそうになっていた。後半のプロットを箱書きしてあるので、余計なエピソードは入れずに、そのまま後半を書いていこうと思っている。
 困ったもので、僕はマルチタスクが出来ない。なので、この抹茶ラテ、去年の一月にはスタートしていたのに、完結していない。気がかりだったし、雑記帳にこれまで書いた部分のストーリーメモを作成し、執筆にあたりたい。
 いびつな作品であることは否めない。だが、それを言ったらディックだっていびつなSFを書いていたし、じゃあ、僕もこの作品は「謎作品」であっても構わないかな、と思った。そうやって思い切らないとならなくて、僕がこの作品から離れた半年間で、僕はこの『抹茶ラテ』を無意識に失敗作だ、と感じていて、続きを書くのが嫌だった、というのが実際のところだ。
 だが、書いたからには終わらせないとならない。
 この作品は、『mi』という縦書きのテキストエディタを使う、初めての作品になる。途中まではWordで書いていたが、動作が鈍くなる文字数にそろそろ到達するので、下書きは全部縦書きエディタで体裁を整えながら書くことにしよう、と考えたし、そう、実行する。


 いきなりだが、明日、僕は上野公園の東京都美術館と東京国立博物館へ行く予定だ。だが、今日、その上野駅上野公園口から出たすぐの国立西洋美術館で、美術家による抗議デモが発生。僕が行く明日、西洋美術館の方では新しい展覧会が行われるのだが、同館の建設に関係がある川崎重工へ対する抗議だそうな。
 勘弁して欲しい。あと、時間があれば西洋美術館も観てみようかな、という気がする。

 そういうことを挟んでから、『抹茶ラテ』の連載を再開させるので、影響を受けやすい僕のことだ、なにか影響を受けて続きを書くかもしれない。

 もうひとつの、去年書き始めた連載『廃園のトロンボーン』に関しても、次にあたる資料があって、それを読み込めば、あとは筆力でどうにかすることになる。こっちに関しても、早く完結させた方がいいため、動き出す必要がある。
 この二作品を完結させないと、後悔することになる。悩み続けることになる。今年中に、この二作品を完結させることにする。

 今年はなにかを始めるのではなくて、途中になってる作品を終わらせる、という地味な作業をしていく。仕方ないね。そういうターンだから。新しい物語を始めたくてうずうずするが、順番を考えないと、僕にマルチタスクは無理なのだ。着実に攻めよう。
 ここ三ヶ月、動きっぱなしだったので、腰を落ち着けて、執筆をしよう。
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