痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 #3

文字数 588文字

 さんざん好き放題スキルを楽に身につけたあとに、「運営の対策」という名目で二匹めのドジョウの登場を都合よく完封する。自分以外のチートは絶対にゆるさない。
 なろう精神、ここ極まれり……とでもいったところだろうか?
 とはいえ――。
 終わらない人生のロスタイム。
 せめて遊びの世界でくらい、好きなようにモラトリアムを擬似体験してみたい。これこそまさに、ゲーム本来のありかたではなかろうか?
 現実と妄想の境目を見失ったなんちゃって俺ツエーをひけらかさないだけで、ここまでチートものも鑑賞しやすくなるというのは目から鱗だった。
 あえて転生だのログアウト不可だの〇〇体質だの鼻クソのごとき設定をつけないだけで、本来のエンタメ性を担保する。
 初回こそ口汚くツイップルで罵ってしまったものの、わりと楽しめているから今作は手に負えない。これではまるで、筆者が先入観だけでレビューする老害ツイッタラーのようではないか。
 ……まあ実際、そうではあるんだけれども。
 ともあれ、なろうだろうがなんだろうが、おもしろいものはおもしろい。玉石混合とはよくいったものだが、今作やオーバーロードのようにほかの排泄物とは一線を画する作品もあることは、まぎれもない事実だ。
 なろう嫌いのスタンスを崩すつもりもないが、そこは肝に銘じておく所存。以上。
#本日のアニメ鑑賞日記 #盾子のやつ3話

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