カシマさんの呪い ―封印された都市伝説―

文字数 647文字

 正月のひまにあかせて、〝GAYO!〟にて視聴。
 二〇一一年制作のオリジナル映像作品、とのことで、「あ~、どうせこれお約束のC級ホラーだ」と高をくくっていたら、なかなかどうしてけっこう楽しめた。
 物語としては、映像制作会社に就職した新入社員・オシリーナこと秋山莉奈がカシマさんの呪いに巻き込まれて……という案の定のながれだが、とにかくこの主演のオシリーナがエロい。ずっと着衣でとくに露出度が高いわけではないんだけど、エロい。
 呪われてエロくて、襲われてエロくて、うなされてエロい。
 ここは作品の要で、かなり大事なポイント。
 とうのカシマさんはといえば、「電車にひかれて上半身が……」のオーソドックス・バージョンなわけだけど、低予算だからかメイクも中途半端で演出も古典ホラーの怪談様式にのっとっており、逆にそれが手がたく地味に怖かった。
 ロケ地も金がない分、昭和風のおんぼろアパートとかいい雰囲気を出している。
 呪いの解除法である「人に話せば……」は都市伝説のセオリーというか、忌憚なく言うとリングのパクリっぽい気もしたが、それを逆手にとったラスト十分の逆転劇はわりと面白かったと個人的には思う。
 念のためネタバレは避けるが、オチもちょっとオシャレ。
 尺も一時間ちょっとと比較的短めで見やすい長さだと思うので、どーしてもひまでひまで時間をつぶしたいJホラーファンは、視聴してみてもいいのではないだろうか。
 ……ただし、自己責任で。
#本日の映画鑑賞日記 #カシマさんの呪い

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