7SEEDS #2

文字数 707文字

 思わせぶりな初回に対し、わりとあっさり明かされた世界の秘密。
 人類存続のために選抜された「種」は七人ずつの五チームらしいが、なぜ四季になぞらえた夏チームだけAとBにわかれているのだろうか。このあたりはやはり思わせぶりだが、どんな意味が込められているのかは今後に期待したい。
 さておき――。
 新創世記ということで、ライターでたやすく人間が炎上したり、身の丈以上ある食虫植物をナイフ一本でさばけてしまったりと、どうしてもドクストとくらべると薄味に感じてしまうところも多々あるが、おなじテーマでもこちらは恋愛模様が軸になりそうなところもあるので、その辺はいたしかたないところではあるのかもしれない。
 日笠とカレシが同時に選抜されているあたり、能力的にカレシより高そうな日笠のほうがさきに「種」にえらばれ、その交換条件によりカレシのほうも選抜メンバー入りしていそうな雰囲気もあることではあるし……。
 とはいえ、そこに「種の保存本能」という生物のべつのサガが絡んで関係性にもつれが出てきてくれれば、それはそれでおもしろい展開にはなりそうでもある。
 問題は「両者が目覚めた時間軸」あたりになりそうな気もするが、いくら長い時間が経過しているとはいえ、おなじ日本で両チームの環境の生態系がちがって見えるところも、あんがいポイントになったりはしてくるのだろうか?
 なんにせよ、筆者などは往年の名作映画「復活の日」のような、こゆい人間ドラマを期待してしまう。はたして今作はどう転がってゆくのだろうか。
 今期の本命――というほどではないにしろ、少しだけ興味がわいてきた。
#本日のアニメ鑑賞日記 #7SEEDS2話

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