虚構推理 #6

文字数 610文字

 ふむ、俄然おもしろくなってきやがった。
 さておき――。
 ここにきて、やっと「虚構推理」のタイトルも「伝奇×ミステリ」の謳い文句も、パチパチとパーツが噛み合ってきた気がする。
 とはいえ、「だったらこのエピからはじめりゃいーじゃん」という気もしなくはないのだが、まあ昨今の製作陣の過保護過剰ぶりを鑑みるに、それはいたしかたがないところだろうか。
 いずれにしろ、ここにいたるまでのはじめの二話半が蛇足すぎる。
 確かに鋼人おっぱいたる今エピソードが初回ともなれば、「わけわかんねー三行で説明しろ!」的な難癖をつけるオツムてんてんな思考停止オタも『一部には』いるにはいたことだろうが、作品の特性上、そういうヤカラは振り落としてもよかったのではなかろうか?
 個人的には、蛇足でしかない初っ端二話半のテンポ阻害さえなければ、かなり乗れた作品だったと思うだけに非常に残念である。
 まあ、あえて難癖をつける坊ちゃん嬢ちゃん方に説明すとすれば、これは「地縛少年花子くん」の第二話。「妖精さん」のオチと同じことを難しく解説しているだけだと思ってもらえばいいだけのこと。
 原作準拠なのかアニオリなのかはともかく、なんにせよこの時点で「非常にもったいないことをした」作品であることは、ひとりの視聴者として無念でならない。
 筆者個人の好みとしては、ここからが本当に楽しみな限りである。
#本日のアニメ鑑賞日記 #虚構推理6話

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