第508話 AZZARO CHROME

文字数 2,139文字

香水を買ったよー!!
ボックスティッシュさんって香水つけるんですねぇ??
たまに、だよ。学生のときはいつもつけてたけど。
そんなの買って一体どうしたのですかぁ??
いや、たまにはつけよう、って。
確か高校入学のときに安いオーデコロンをもらって、それを付けてたとかなんとか。
僕は、CK1やシャネルのエゴイストを買って使うこともあるんだけど、基本は、アザロ・クロームだよ。今回もアザロ・クロームにした。やっぱりしっくりくるねぇ。
忘れていましたが、ボックスティッシュさんは歌舞伎町一番街にあった新宿コマ劇場で働いていたこともあるのですよね。そりゃ香水とも親和性があるのでしょうかねぇ。

AZZARO アザロ

フランス人デザイナーのロリス・アザロ(Loris Azzaro)が1967年に設立。

ロリス・アザロは、妻のためにコスチュームジュエリーをデザインしたのがきっかけで、ファッションの世界に入った。シルクジャージーやルレックスという金属糸のニットを使用したドレスを製作し、評判となった。アザロにおいて最も有名なドレスである、3つの生地から成り、首元に連なるスパンコールで覆われたリングが特徴的なドレスが有名となり、ブランドが軌道に乗ったという。

一流ブランドが並ぶパリのフォーブル・サントノーレ通りに創業以来この通りに本店を構える。

パリの一流の職人たちによって生み出されるアザロのドレスは、ソフィア・ローレン(Sophia Loren)、ラクエル・ウェルチ(Racquel Welch)やロミー・シュナイダー(Romy Schneider)など、時代を代表する多くのセレブリティがレッドカーペットで着用された。

彼の死後、アルゼンチン人デザイナー、ヴァネッサ・スアード(Vanessa Seward)によって、2004-05A/Wシーズンよりブランドが復活した。

AZZARO CHROMEとは

「ソワレの帝王」として名高いファッションデザイナー、ロリス・アザロの9作目のフレグランス「クローム」。 それは彼が小さな息子と過ごした、心温まるおだやかな情景をたくした特別な香りです。 「クローム」はトップ・ミドル・ラストという香りの定義がなく、3つの個性的なノートから成り立っています。

ノート?? それ イズ 何??
香水には、トップノート、ミドルノート、ラストノートの3段階があり、時間の経過とともに香りが変化していきます。


トップノートは香水を肌に付けてから最初に感じる香りで、香水の第一印象を決める役割を担います。

3つのノートのなかでは最も揮発性が高く、付けてから約5〜30分程度と持続時間は比較的短めです。


ミドルノートとは香水本来の香りで、付けてから約30分〜2時間後に香ります。

揮発速度はトップノートに比べてゆるやかで、香りを長く楽しめます。

香りの中心に位置し、香水の特徴を最も表す重要なノートです。


ラストノートは、つけてから約2時間後〜消えるまでの香りのこと。

揮発性が低いため香りが最も長く持続し、香水の最終的な印象を決めるノートです。

別名「ベースノート」とも呼ばれます。

気温が高い場所や、体温が高い方が使用した場合、香水の成分が早く揮発する分ラストノートが強調されやすくなります。また、本人の体臭にも影響されやすいのが特徴です。

そのため、同じ香水でも気候や使い方によって、ラストノートの感じ方が変わることもあります。

この、アザロクロームトワレとは、こんな説明があるねー。

アザロ・クロームのノートは。


トップ、ミドル、ラストという香りの定義がなく3つの個性的なノートから成り立ち、付けてすぐにハートノートを感じる事ができる。ボトルの形のようなさわやかな香り。


特別な技法により、香りの個性であるハートノートをすぐに感じることができるのです。


フレッシュ・ムスクノート/(ベルガモット・ネロリ・ジンジャー)

甘美でフレッシュなフルーツが穏やかに香ると、豊かなグリーンとほどよいスパイスが漂い、一層爽やかな印象をおとします。


アクアティックノート/(アイビー・モス・エディオン)

瑞々しいアイビー、海辺や森林を思わせるナチュラルなモスが、時の流れを忘れてしまいそうなほど心地良く、ロングラスティングに漂います。


ウッディ&ティーノート/(カルダモン・マテ茶・サンダルウッド・ローズウッド)

個性的なカルダモン、香ばしいマテ茶などが優しい印象の中にもエネルギッシュな一面を見せ、サンダルウッド、ローズウッドが全体をソフトに包み込みます。


ボトル

スクウェアカットのボトルを採用しています。フロントの相反するソフトなカーブは、全体のシャープな印象の中に、ほのぼのとした温かみを生み出し、掌にすっぽりと馴染むデザインを完成させています。


ていうかボックスティッシュさん。最近この『早退届』更新がなかなかなかったし、今の連載が終わるまで早退届の更新をゆるやかにするからって、説明を入れて読み応えを出そうという腹が見え見えですよー!?
まあいいじゃんか。そういうことで、読者のみなさんもたまには香水付けてみてくれよな!! でも、香水が嫌いなひともいるから、気を付けてくれよー!!
では、また次回お会いしましょう!!
またなー!! 良い夢を。
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登場人物紹介

朽葉コノコ(くちはこのこ):元気いっぱいの女の子。語尾は「〜のだ」である。


佐原メダカ(さはらめだか):ドジっ子。コノコを「姉さん」と呼ぶ。実は本作品の主人公なのでは、という疑いもある。

成瀬川るるせ(なるせがわるるせ):ボックスティッシュとお友達。ほかの作品に出てくるるるせとの統合が上手くいかない、ただのキモオタ野郎。

苺屋かぷりこ(いちごやかぷりこ):ファミレス〈苺屋キッチン〉のウェイトレス。『偽典〜』では活躍したが、『〜モダン天鵞絨』

での存在感はいまいちだったと、るるせは思っている。

鏑木盛夏(かぶらぎせいか):『夢浮橋モダン天鵞絨』で活躍したが、るるせによると「あれは盛夏と壊色の物語の外伝なので、現代を舞台にしてこいつらのことを書きたい」と語って早幾年(はやいくとせ)。

夢野壊色(ゆめのえじき):昔は書いててラクなキャラだったが、無駄に『百瀬探偵結社〜』などに登場するため、イメージ崩さないように書く必要が出てきていて悩んでいるが、それ以上にかぷりこと涙子と壊色の書き分けが厳しい。チャットノベルだからどうにか書けている状態。書き分け出来るくらいに作者の力量が上がることが期待される。

空美野涙子(そらみのるいこ):空美野財閥の一人娘。ガラが悪い。このチャットノベルでは説明出来ない設定の数々に拍車をかけてわけわからなくしている一人である。

雛見風花(ひなみふうか):盛夏の小さな恋人。盛夏と風花が恋人って設定、もはやほかのキャラもレズってることが多いるるせの小説では忘れ去られがち。

長良川鵜飼(ながらがわうかい):壊色の後輩。結構好きなキャラだけど、このチャットノベルでの活用方法が浮かばない。撹乱させるタイプのキャラなので。

白梅春葉(しらうめはるは):殺人鬼。あまりに書きやすい性格をしているので、逆に登場回数を制限したいところ。

谷崎順天(たにざきじゅんてん):こいつと津島尚は、るるせが別名義で出していた電子書籍雑誌の短編や、文学フリマでの同人誌で出てくるが、黒歴史ではある。が、るるせは数回〈転生〉していて、るるせ以前は全部黒歴史だから、困ったものである。

津島尚(つしまなお):谷崎の後輩。こいつら主人公で長編が書きたいが、そんなことを登場人物紹介で書いてどうするのか。わからない。

田山理科(たやまりか):『死神は〜』の主人公。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。と言いつつ、ペインティングナイフで戦ってるシーンて、見たことねぇ!! と一瞬思ったが、こいつ『パイナップルサンド』の主人公で、戦ってた、そう言えば。

みっしー(みっしー):死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。と、あるが、モデルは『密室灯籠』にて出てくるミシナという登場人物であるのは、ここだけの内緒である。何故かというと、密室灯籠のネタバレになるからである(ドーン)!!

ちづちづ(ちづちづ): 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。……と、いう設定だったが、いつの間にかいつもイカソウメンもぐもぐしながら不遜な態度を取るキャラになっていたのであった。

青島空雷(あおしまかららかい):『文芸部は眠らせない』に登場する高校一年生。月天とコンビを組んで執筆活動をする文芸部員。ほかの部員に迷惑をかけないように幽霊部員でいようとしたていた、って設定だった気がする。今じゃ主人公(?)の山田よりずっと人気なキャラである。ていうかもはや主人公では?

蛇蝎月天(だかつげってん):青島の相棒。お笑い好きで釘バットを得物にする不良の域を超えた元・困ったちゃん。今は文芸部で小説書いてる。『文芸部は眠らせない』になくてはならないスパイス。坂口安吾の信奉者って設定があった気がするが、今後その設定が活きるかはわからない。

葛葉りあむ(くずのはりあむ):暗闇坂女子高等学校の生徒。折口のえるの〈フォークロア・コレクト〉を手伝う。気丈な性格。

折口のえる(おりぐちのえる):暗闇坂女子高等学校の生徒。〈バベル図書館〉の〈司書〉。フォークロアを蒐集している。いつもバベル図書館の図書貸し出しカウンターでおだやかに紅茶や珈琲を飲んでいる。お嬢様。

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