第5話 今こそアイスホッケーの話を。

文字数 1,742文字

シャフトさんから宣伝のメールが来るじゃないですかぁ。
いや、来ないのだ、わたしのところには。
で、絶望先生の宣伝も含まれるわけですよ。
はぁ。だからそんなメール来ないのだ。
だけど僕は、あの作者さんの南国アイスホッケー部が大好きだったのです、中学生時代。
「だけど僕は」とか言っちゃってるけど、おまえ誰なのだ!?
あ、ども。成瀬川るるせです。
で、南国アイスホッケー部。おまえは大好きそうなのだ、思い切り。本当はそういうネタをやりたくてやりたくて仕方がない奴なのは知ってるのだ。
中学生時代、オタクコミュニティでは気取っていた僕だけど、バレーボール部にいて、ちょっとヤンキーっぽい奴らだらけだったのだけど、そいつらが「南国アイスホッケー部はアイスホッケーの話をしてた頃も面白かったよな」とか言ってるのを聞いてげらげら笑っていたのです。「タイトルはアイスホッケー部だからアイスホッケーの話だろう! 知らないひとが聞いたらそう思うよ!? あはは」って。
タチが悪いのだ。だいたい、アイスホッケー部の〈途中からの話〉は、逆に、当時のシャイなオタクどもには禁忌だったはずなのだ。あのティッシュペーパーまみれのお話は、シャイな厨房なオタクたちの間では禁忌だったはずなのだ。
ここは講談社のサイトだから絶望先生の話をしているわけでもあるのだけれども、南国アイスホッケー部の印象が強すぎて、勝手に改造とか知り合いに散々すすめられたけど、肌に一番合うのはアイスホッケー部だった、という話で。
るるせ、おまえ、最悪なのだ。
正直に告白すると、最近、僕はオーディオインターフェイス買うかローションウォーマー買うか、本気で悩んでて、友人数人にその話をしたけど、だいたいがスルーされるか塩対応だった、のだよ。
るるせ、おまえ最悪過ぎるのだ。謝れ、これを読んでる読者さんに!!
あと現実に〈自殺志願〉だった僕が絶望先生を観るって、凄くない? 南国アイスホッケー部のティッシュまみれの頃の話をしようぜ!! って、今、なってる。
上のリンクは、そんな成瀬川るるせが書いた、不健全極まりないR18小説なのだ!! おまえの本性はこんなのなのだ、成瀬川るるせ!!
ふぅ、やれやれ、全くだよ。この『高井戸バハムート』の宣伝をするために、〈僕はこんな奴です〉ってことを告白せざるを得なかった。
でも、この作品は暴力性が凄くて、ティッシュまみれとは趣が違うのだ。
まあまあ、僕もおとななので、こういう作品も書くよ、ってね。
大人げないようにも思えるのだ。
こういう作品を書いてると、だんだんと気が狂ってくるんだよね。みんなも、気をつけて。マジ狂うから。
永久に彼女できないな、おまえ。あきらめてボックスティッシュを抱いて眠るのだ。
コノコ姉さん、遅れましたぁ、佐原メダカ到着!! ……って、アレ? 誰です、このひとは?
こんなボックスティッシュ男、知らなくて大丈夫なのだ。
え? あ? は、はい。姉さんがそう言うのなら。
それじゃ、また来るよ。じゃーね。ばいばい。
来なくていいのだー。おまえは一生、ローションウォーマー使ってろ、なのだ!!
……なんか、凄い際どいお話をされていたんですね。
まあ、今の「アイスホッケー部がアイスホッケー部の話をしていた頃も面白かったよね」は、「死神はいつも嘘を吐くの第一部も面白かったよね」や「文芸部は眠らせないが文学の小ネタをやってた頃も面白かったよね」に近い話なのだ。
は、はぁ。よくわからないですが、次回へつづく、ってことにしましょう。文字数多くなっちゃったみたいですし。
成瀬川るるせは迷走しすぎているのだ。やれやれなのだ〜〜〜〜。
つづく
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

朽葉コノコ(くちはこのこ):元気いっぱいの女の子。語尾は「〜のだ」である。


佐原メダカ(さはらめだか):ドジっ子。コノコを「姉さん」と呼ぶ。実は本作品の主人公なのでは、という疑いもある。

成瀬川るるせ(なるせがわるるせ):ボックスティッシュとお友達。ほかの作品に出てくるるるせとの統合が上手くいかない、ただのキモオタ野郎。

苺屋かぷりこ(いちごやかぷりこ):ファミレス〈苺屋キッチン〉のウェイトレス。『偽典〜』では活躍したが、『〜モダン天鵞絨』

での存在感はいまいちだったと、るるせは思っている。

鏑木盛夏(かぶらぎせいか):『夢浮橋モダン天鵞絨』で活躍したが、るるせによると「あれは盛夏と壊色の物語の外伝なので、現代を舞台にしてこいつらのことを書きたい」と語って早幾年(はやいくとせ)。

夢野壊色(ゆめのえじき):昔は書いててラクなキャラだったが、無駄に『百瀬探偵結社〜』などに登場するため、イメージ崩さないように書く必要が出てきていて悩んでいるが、それ以上にかぷりこと涙子と壊色の書き分けが厳しい。チャットノベルだからどうにか書けている状態。書き分け出来るくらいに作者の力量が上がることが期待される。

空美野涙子(そらみのるいこ):空美野財閥の一人娘。ガラが悪い。このチャットノベルでは説明出来ない設定の数々に拍車をかけてわけわからなくしている一人である。

雛見風花(ひなみふうか):盛夏の小さな恋人。盛夏と風花が恋人って設定、もはやほかのキャラもレズってることが多いるるせの小説では忘れ去られがち。

長良川鵜飼(ながらがわうかい):壊色の後輩。結構好きなキャラだけど、このチャットノベルでの活用方法が浮かばない。撹乱させるタイプのキャラなので。

白梅春葉(しらうめはるは):殺人鬼。あまりに書きやすい性格をしているので、逆に登場回数を制限したいところ。

谷崎順天(たにざきじゅんてん):こいつと津島尚は、るるせが別名義で出していた電子書籍雑誌の短編や、文学フリマでの同人誌で出てくるが、黒歴史ではある。が、るるせは数回〈転生〉していて、るるせ以前は全部黒歴史だから、困ったものである。

津島尚(つしまなお):谷崎の後輩。こいつら主人公で長編が書きたいが、そんなことを登場人物紹介で書いてどうするのか。わからない。

田山理科(たやまりか):『死神は〜』の主人公。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。と言いつつ、ペインティングナイフで戦ってるシーンて、見たことねぇ!! と一瞬思ったが、こいつ『パイナップルサンド』の主人公で、戦ってた、そう言えば。

みっしー(みっしー):死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。と、あるが、モデルは『密室灯籠』にて出てくるミシナという登場人物であるのは、ここだけの内緒である。何故かというと、密室灯籠のネタバレになるからである(ドーン)!!

ちづちづ(ちづちづ): 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。……と、いう設定だったが、いつの間にかいつもイカソウメンもぐもぐしながら不遜な態度を取るキャラになっていたのであった。

青島空雷(あおしまかららかい):『文芸部は眠らせない』に登場する高校一年生。月天とコンビを組んで執筆活動をする文芸部員。ほかの部員に迷惑をかけないように幽霊部員でいようとしたていた、って設定だった気がする。今じゃ主人公(?)の山田よりずっと人気なキャラである。ていうかもはや主人公では?

蛇蝎月天(だかつげってん):青島の相棒。お笑い好きで釘バットを得物にする不良の域を超えた元・困ったちゃん。今は文芸部で小説書いてる。『文芸部は眠らせない』になくてはならないスパイス。坂口安吾の信奉者って設定があった気がするが、今後その設定が活きるかはわからない。

葛葉りあむ(くずのはりあむ):暗闇坂女子高等学校の生徒。折口のえるの〈フォークロア・コレクト〉を手伝う。気丈な性格。

折口のえる(おりぐちのえる):暗闇坂女子高等学校の生徒。〈バベル図書館〉の〈司書〉。フォークロアを蒐集している。いつもバベル図書館の図書貸し出しカウンターでおだやかに紅茶や珈琲を飲んでいる。お嬢様。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色