第233話 サンリオSFとしてのP・K・ディック

文字数 1,365文字

帰宅!!
帰宅、じゃないですよ、このボックスティッシュ男!! マスターキートン的な職業の方に自分が成瀬川るるせなのを教えちゃってー!! そうじゃなくても社内グルチャもLINEも成瀬川るるせ名義なのを忘れましたか?? 自分で自分を追いつめるのやめてくださいね!!
まあまあ、どうでもいいよ、人生ぱっぱらぱーだから。今更って感じだよ。
なんなんですかぁ、もぅ。
NOVEL DAYSの作家さんにnoteって場所でオススメしてもらった小説を買ったよ!!
そして、今読み始めた本は、ディックの研究本ですよね。
サンリオから出版しているんだぜ。昔、サンリオはサンリオSF文庫ってのがあって、ディックと言えばサンリオ文庫で読むものだったんだよな。
今日は帰宅したので、読書ですね。
じゃ。本読むから僕は(ウェブから)落ちるねー。
るるせ、退場。

上手より朽葉コノコ、登場。

おっはよーなのだー!!
おはようございます、コノコ姉さん。
栄養ドリンクを飲みたいのだ。疲れたのだ。
今日はなんだかオメガバースの話で盛り上がったるるせは去ったし、我々も宣伝すること、特にないし、今回はここらへんにして終わりにしましょう。
ゲームやりたいところだけど、作業が進まない感じは否めないのだ。なにをすりゃいいのか、考えながら行動しないと、次に開始する小説、いつまで経っても始められないのだー。
るるせの奴、仕事のスケジュールいまいち理解していないので、さっき職場から連絡があったけどよくわかってないみたいですよ。キャラクターであるわたしたちも、作者ののーみそがバーストしていると、なんとも言えない気分ですね。
大人しく読書するのだ。さっき写真載せた本、ディックの短編が掲載されていて、「いつものパターン」なのでニヤリとしつつも、短編集たくさん読んだせいなのか、一回読んだ奴なのか読んでないのか、もはやわからないのだ。
るるせが少し前に友達とした会話を、掲載しますね。以下の内容です。






僕がいま考えてるのは、フィリップ・K・ディックが描こうとしてたのはなんだったか、ってことなんですよ。厄介なディック、その死後、こぞって映画化されていったのは複数要因あるけど、そこになにかしらの真実があるんじゃないか、と。



 



午後5:53



 



ディックの神秘体験談はおもしろいですね。



午後5:57



  



一週間前に抹茶ラテ草稿っていう怪文書つくったのですが、つまりは、ディックのいつものネタがNGになった世界で、ディック的悪夢を提示する必要性があって、それが出来るのは僕はみたいな奴だろうっていう。チープな小説ってのが僕とディックで共通してるし。



午後5:58



·



既読



 



もしかしたら、創作で大ヒットした作品が予言的性質を帯びているのは、創作者が天啓を受けたからかもしれないですね。



午後5:58



 



そこなんですよね。それを、ディックはチープなつくりの小説でやってたから、生きてる間は笑われていたけど実は…ってのを考えてるんです。



午後6:00



  



今じゃタブー視されるネタを身に纏ってたディック的なものを、ウェブ小説の規約内でも出来る変換をして出力したいです。



では、オチも特にないですが、執筆準備作業やインプットをしましょう。
そうするのだーーーー。
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登場人物紹介

朽葉コノコ(くちはこのこ):元気いっぱいの女の子。語尾は「〜のだ」である。


佐原メダカ(さはらめだか):ドジっ子。コノコを「姉さん」と呼ぶ。実は本作品の主人公なのでは、という疑いもある。

成瀬川るるせ(なるせがわるるせ):ボックスティッシュとお友達。ほかの作品に出てくるるるせとの統合が上手くいかない、ただのキモオタ野郎。

苺屋かぷりこ(いちごやかぷりこ):ファミレス〈苺屋キッチン〉のウェイトレス。『偽典〜』では活躍したが、『〜モダン天鵞絨』

での存在感はいまいちだったと、るるせは思っている。

鏑木盛夏(かぶらぎせいか):『夢浮橋モダン天鵞絨』で活躍したが、るるせによると「あれは盛夏と壊色の物語の外伝なので、現代を舞台にしてこいつらのことを書きたい」と語って早幾年(はやいくとせ)。

夢野壊色(ゆめのえじき):昔は書いててラクなキャラだったが、無駄に『百瀬探偵結社〜』などに登場するため、イメージ崩さないように書く必要が出てきていて悩んでいるが、それ以上にかぷりこと涙子と壊色の書き分けが厳しい。チャットノベルだからどうにか書けている状態。書き分け出来るくらいに作者の力量が上がることが期待される。

空美野涙子(そらみのるいこ):空美野財閥の一人娘。ガラが悪い。このチャットノベルでは説明出来ない設定の数々に拍車をかけてわけわからなくしている一人である。

雛見風花(ひなみふうか):盛夏の小さな恋人。盛夏と風花が恋人って設定、もはやほかのキャラもレズってることが多いるるせの小説では忘れ去られがち。

長良川鵜飼(ながらがわうかい):壊色の後輩。結構好きなキャラだけど、このチャットノベルでの活用方法が浮かばない。撹乱させるタイプのキャラなので。

白梅春葉(しらうめはるは):殺人鬼。あまりに書きやすい性格をしているので、逆に登場回数を制限したいところ。

谷崎順天(たにざきじゅんてん):こいつと津島尚は、るるせが別名義で出していた電子書籍雑誌の短編や、文学フリマでの同人誌で出てくるが、黒歴史ではある。が、るるせは数回〈転生〉していて、るるせ以前は全部黒歴史だから、困ったものである。

津島尚(つしまなお):谷崎の後輩。こいつら主人公で長編が書きたいが、そんなことを登場人物紹介で書いてどうするのか。わからない。

田山理科(たやまりか):『死神は〜』の主人公。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。と言いつつ、ペインティングナイフで戦ってるシーンて、見たことねぇ!! と一瞬思ったが、こいつ『パイナップルサンド』の主人公で、戦ってた、そう言えば。

みっしー(みっしー):死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。と、あるが、モデルは『密室灯籠』にて出てくるミシナという登場人物であるのは、ここだけの内緒である。何故かというと、密室灯籠のネタバレになるからである(ドーン)!!

ちづちづ(ちづちづ): 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。……と、いう設定だったが、いつの間にかいつもイカソウメンもぐもぐしながら不遜な態度を取るキャラになっていたのであった。

青島空雷(あおしまかららかい):『文芸部は眠らせない』に登場する高校一年生。月天とコンビを組んで執筆活動をする文芸部員。ほかの部員に迷惑をかけないように幽霊部員でいようとしたていた、って設定だった気がする。今じゃ主人公(?)の山田よりずっと人気なキャラである。ていうかもはや主人公では?

蛇蝎月天(だかつげってん):青島の相棒。お笑い好きで釘バットを得物にする不良の域を超えた元・困ったちゃん。今は文芸部で小説書いてる。『文芸部は眠らせない』になくてはならないスパイス。坂口安吾の信奉者って設定があった気がするが、今後その設定が活きるかはわからない。

葛葉りあむ(くずのはりあむ):暗闇坂女子高等学校の生徒。折口のえるの〈フォークロア・コレクト〉を手伝う。気丈な性格。

折口のえる(おりぐちのえる):暗闇坂女子高等学校の生徒。〈バベル図書館〉の〈司書〉。フォークロアを蒐集している。いつもバベル図書館の図書貸し出しカウンターでおだやかに紅茶や珈琲を飲んでいる。お嬢様。

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