第63話 オーバードライブマイカー
文字数 879文字
まきえ肴さんへ送った成瀬川るるせからのレビューから抜粋。
Evangelium!!
すみません、これから映画観る勢なのですが、一言だけ。ジョイスの弟子であるベケットがつくった不条理劇『ゴドーを待ちながら』の、ずーっと作中語られているけどついに現れない(で、師匠のジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』と同様「一コマ目に戻る」みたいなエンドの)ゴドーという人物は、名前にGODがはいっていることや、みんなが話題にしているうちに劇が終わってしまうというのは聖書のヨハネの黙示録22-7「見よ、私はすぐに来る。この書の予言を守る者は、幸いである」(『聖書協会共同訳聖書』より、2018年版から引用)を意識していることに関連しているように思います。また、村上春樹の作品の登場人物は、最初期は特に「主人公のこころが空っぽ」なのが特徴で、この感覚は発展途上の国でウケるらしく、村上春樹は本国のつぎにウケた国って、韓国だったと記憶しています。まきえさんの考察を読んでとても気になってしまったので、僕も観て、そして自作品『早退届』あたりで話題にしようと思います。まきえさん、ありがとう!! 読んでこころが動きました!! でわでわ。そういえばチェーホフは太宰治が好きだったこと、そして日本で実験演劇をやったひとり、寺山修司は『チェホフ祭』の短歌で表舞台に出てきたことなんかも関係してるかも、と思うと胸が高鳴ります。まー、これからG.W.に向けて忙しくなっていくので、時間あるときゆっくりモードで観ますが。