第406話 近況(999文字)

文字数 999文字

小説を書く、ということ

小説って一体なんだろう。

この「初歩」から、まず考えている。

今日、友達に僕の小説を「論文みたい」って言われて、そうだなぁ、と思ったのが、まず「初歩」を疑うことになったその発端だ。

論文すら書かない人生だったことが、僕の欲望の一種になって、論文みたいな小説を書く一因になっているのかもしれない。

僕は小説なんて書いていないのかもしれない。

だから、僕のこの人生は終わっているのかもしれない。

でも、小説は自由だ。論文みたいな小説があってもいいのではないだろうか。

それで商業に行くことが出来ないのだとしたら、僕の力量不足で、論文と小説を履き違えているから商業に行けないのとは違うのだと思う。

と、したら、この終わった人生も、もうちょっとだけ頑張ることが出来る。

僕はストーリーテラーではないし、そもそも自分ごときの想像力なんて信じていない。

ひたすら勉強しないと、僕は最低で最下位の、クズのまま終わるし、終わるのだろう。

だが、だ。

僕は「小説」を書く。

「僕の小説」を。

これが僕の「存在証明」だ。

これから僕の作品がどう変わっていくかはわからない。

でも、自分は、自分の歪さと向き合いたい。

向き合って、打ち勝ちたい。

歪で、卑怯で、臆病で、嘘吐きで、死んだ方がマシなこの僕自身と向き合って、打ち勝ちたい。

それが僕にとって、小説を書くということだ。


2023/09/26 01:07 コメント(-)| るるせの殺伐☆飼育箱 

いきなりポエマーみたいな文章をぶちまけて、どうしたのだ、るるせ??
いや、たまには、ね。自分と向き合う時間があってもいいじゃんか。
るるせ、おまえだって十字架背負って生きていかなきゃならない部分はあると思うのだ。被害者ヅラは即刻やめるのだ。
だよなぁ。
そんなくだらねー話をするためにこの『早退届』を使うのはやめるのだ。もっとハッピーな話題でもするのだ、るるせ。
僕も、ずいぶん悩んで生きてきたけど、他人にとってはどうでもいいことで悩んでいて、悩めば悩むほど滑稽なのは否めない。だったら、自分の殻のなかで、必死に考え抜くしかない。
生きて、この人生でるるせを蹴落としてきた奴らのケツに鉛玉をぶち込むのだ!!
僕をいじめてきた奴らは今もどこかでのうのうと生きているからなぁ。虚飾の上塗りをしている人々。僕という犠牲の上に成功して僕を蹴落とした人々。許せない。
「いいぞ、そうだ! その目だ!!」なのだ!!
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登場人物紹介

朽葉コノコ(くちはこのこ):元気いっぱいの女の子。語尾は「〜のだ」である。


佐原メダカ(さはらめだか):ドジっ子。コノコを「姉さん」と呼ぶ。実は本作品の主人公なのでは、という疑いもある。

成瀬川るるせ(なるせがわるるせ):ボックスティッシュとお友達。ほかの作品に出てくるるるせとの統合が上手くいかない、ただのキモオタ野郎。

苺屋かぷりこ(いちごやかぷりこ):ファミレス〈苺屋キッチン〉のウェイトレス。『偽典〜』では活躍したが、『〜モダン天鵞絨』

での存在感はいまいちだったと、るるせは思っている。

鏑木盛夏(かぶらぎせいか):『夢浮橋モダン天鵞絨』で活躍したが、るるせによると「あれは盛夏と壊色の物語の外伝なので、現代を舞台にしてこいつらのことを書きたい」と語って早幾年(はやいくとせ)。

夢野壊色(ゆめのえじき):昔は書いててラクなキャラだったが、無駄に『百瀬探偵結社〜』などに登場するため、イメージ崩さないように書く必要が出てきていて悩んでいるが、それ以上にかぷりこと涙子と壊色の書き分けが厳しい。チャットノベルだからどうにか書けている状態。書き分け出来るくらいに作者の力量が上がることが期待される。

空美野涙子(そらみのるいこ):空美野財閥の一人娘。ガラが悪い。このチャットノベルでは説明出来ない設定の数々に拍車をかけてわけわからなくしている一人である。

雛見風花(ひなみふうか):盛夏の小さな恋人。盛夏と風花が恋人って設定、もはやほかのキャラもレズってることが多いるるせの小説では忘れ去られがち。

長良川鵜飼(ながらがわうかい):壊色の後輩。結構好きなキャラだけど、このチャットノベルでの活用方法が浮かばない。撹乱させるタイプのキャラなので。

白梅春葉(しらうめはるは):殺人鬼。あまりに書きやすい性格をしているので、逆に登場回数を制限したいところ。

谷崎順天(たにざきじゅんてん):こいつと津島尚は、るるせが別名義で出していた電子書籍雑誌の短編や、文学フリマでの同人誌で出てくるが、黒歴史ではある。が、るるせは数回〈転生〉していて、るるせ以前は全部黒歴史だから、困ったものである。

津島尚(つしまなお):谷崎の後輩。こいつら主人公で長編が書きたいが、そんなことを登場人物紹介で書いてどうするのか。わからない。

田山理科(たやまりか):『死神は〜』の主人公。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。と言いつつ、ペインティングナイフで戦ってるシーンて、見たことねぇ!! と一瞬思ったが、こいつ『パイナップルサンド』の主人公で、戦ってた、そう言えば。

みっしー(みっしー):死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。と、あるが、モデルは『密室灯籠』にて出てくるミシナという登場人物であるのは、ここだけの内緒である。何故かというと、密室灯籠のネタバレになるからである(ドーン)!!

ちづちづ(ちづちづ): 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。……と、いう設定だったが、いつの間にかいつもイカソウメンもぐもぐしながら不遜な態度を取るキャラになっていたのであった。

青島空雷(あおしまかららかい):『文芸部は眠らせない』に登場する高校一年生。月天とコンビを組んで執筆活動をする文芸部員。ほかの部員に迷惑をかけないように幽霊部員でいようとしたていた、って設定だった気がする。今じゃ主人公(?)の山田よりずっと人気なキャラである。ていうかもはや主人公では?

蛇蝎月天(だかつげってん):青島の相棒。お笑い好きで釘バットを得物にする不良の域を超えた元・困ったちゃん。今は文芸部で小説書いてる。『文芸部は眠らせない』になくてはならないスパイス。坂口安吾の信奉者って設定があった気がするが、今後その設定が活きるかはわからない。

葛葉りあむ(くずのはりあむ):暗闇坂女子高等学校の生徒。折口のえるの〈フォークロア・コレクト〉を手伝う。気丈な性格。

折口のえる(おりぐちのえる):暗闇坂女子高等学校の生徒。〈バベル図書館〉の〈司書〉。フォークロアを蒐集している。いつもバベル図書館の図書貸し出しカウンターでおだやかに紅茶や珈琲を飲んでいる。お嬢様。

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