第13話 あるミュージアムに自著とグッズを置き、販売予定です。

文字数 1,458文字

コノコ姉さん、こんばんは。佐原メダカ、出勤致しましたー。
メダカちゃんは、うちの喫茶店&ジャズバーに住み込みで働いているのだ。で、自室から起きてきて出勤なのだ。
思い切り説明ぜりふですね、コノコ姉さん!!
今、作者が校正作業をちまちまやっっていたところに、「はよつくり終えんかい!」とツッコミが入ったので、『百瀬探偵結社綺譚』の校正作業のスピードを上げることにしたのだ。ところが、ときはSNS時代、なかなか集中できないのだ。通知が来て。でも、通知が来るのは嬉しいことなのだ。作業、進まないけど。
なかなかややこしい事情がありそうですね。とあるミュージアムに、百瀬の単行本やグッズの見本を置いてもらえるそうなんですよね。
百瀬は、茨城県のことを書いた小説だから、まあ、置いても大丈夫と言えば大丈夫なのだ。
成瀬川るるせって、R18作品も書いていますが、大丈夫なのでしょうか。ミュージアム系は、そこが難しいラインでもありますよね。茨城といえば、ガルパンの祭りだって、かなり難しいところがあったわけですし。同人誌って、そういう要素などもかなりの確率であるわけですし。全年齢対象でも。
と、いうわけで、三月半ばまでに、多い部数を印刷して店頭に並べるので、それまでに校正終わらせて、完璧なかたちにする必要性があるのだ。集中すれば、そんな作業量でもないのだ。16万文字の推敲って、結構きついところはあるけど、まあ、直すのは記法で書いたのを消して、普通の小説としての原稿にすることくらいなのだ。いまのところ、ルビに不具合が生じていて、デジタルで直すのきついので校正刷りに付箋を貼っているところなのだ。
ヘヴィーですよね、晒すってことだし。純潔なウェブ作家だったら、現実に晒されたら血反吐出ますよ。
うーむ、通販の準備も必要なのだ。名刺とかもつくった方がよさそうなのだ。
現代美術の〈ギャラリーシステム〉を思い出しますね、姉さん。
ギャラリーに絵画が展覧会に置かれて、初めて一人前としてスタートで、そのステップ踏まないとプロとして認められない。それが〈ギャラリーシステム〉なのだ。
校正から同人出版までの費用が、これはどうにかなりそうだ、という状態でもありますから、偉い人の気が変わらないうちに、費用だけ出してもらいましょう。そのためには、来週までに校正終わらして、いったん、印刷して、オーケーだったらオンデマンド印刷でざくざく製本しましょう!!
ただこれ、ウェブ小説家は覆面作家、という概念を覆しているのだ。どちらかというと、作者にはつらい思い出が多かった文学フリマで戦ったときと同じ感覚を感じるのだ。
でも、社内LINEでも名前、本名じゃなくて成瀬川るるせ、で通していますよね、作者。身内バレしてるなか、書いているっていう、絶滅種ですよ、作者。失言で潰れるSNSの世界などをそれでも渡り歩いていますからね。恐ろしい。
それでは、しゃべログでも更新してから、校正に戻ると良いのだ。
小説家、小説を書くだけが仕事じゃないのですね。セルフプロデュース力、自分も必要になるとは思っていなかったでしょうに。話が大きくなってますね。
これから春に向けて忙しくなるのだ。ちょくちょく小説を更新しながら、やっていくのだ。
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登場人物紹介

朽葉コノコ(くちはこのこ):元気いっぱいの女の子。語尾は「〜のだ」である。


佐原メダカ(さはらめだか):ドジっ子。コノコを「姉さん」と呼ぶ。実は本作品の主人公なのでは、という疑いもある。

成瀬川るるせ(なるせがわるるせ):ボックスティッシュとお友達。ほかの作品に出てくるるるせとの統合が上手くいかない、ただのキモオタ野郎。

苺屋かぷりこ(いちごやかぷりこ):ファミレス〈苺屋キッチン〉のウェイトレス。『偽典〜』では活躍したが、『〜モダン天鵞絨』

での存在感はいまいちだったと、るるせは思っている。

鏑木盛夏(かぶらぎせいか):『夢浮橋モダン天鵞絨』で活躍したが、るるせによると「あれは盛夏と壊色の物語の外伝なので、現代を舞台にしてこいつらのことを書きたい」と語って早幾年(はやいくとせ)。

夢野壊色(ゆめのえじき):昔は書いててラクなキャラだったが、無駄に『百瀬探偵結社〜』などに登場するため、イメージ崩さないように書く必要が出てきていて悩んでいるが、それ以上にかぷりこと涙子と壊色の書き分けが厳しい。チャットノベルだからどうにか書けている状態。書き分け出来るくらいに作者の力量が上がることが期待される。

空美野涙子(そらみのるいこ):空美野財閥の一人娘。ガラが悪い。このチャットノベルでは説明出来ない設定の数々に拍車をかけてわけわからなくしている一人である。

雛見風花(ひなみふうか):盛夏の小さな恋人。盛夏と風花が恋人って設定、もはやほかのキャラもレズってることが多いるるせの小説では忘れ去られがち。

長良川鵜飼(ながらがわうかい):壊色の後輩。結構好きなキャラだけど、このチャットノベルでの活用方法が浮かばない。撹乱させるタイプのキャラなので。

白梅春葉(しらうめはるは):殺人鬼。あまりに書きやすい性格をしているので、逆に登場回数を制限したいところ。

谷崎順天(たにざきじゅんてん):こいつと津島尚は、るるせが別名義で出していた電子書籍雑誌の短編や、文学フリマでの同人誌で出てくるが、黒歴史ではある。が、るるせは数回〈転生〉していて、るるせ以前は全部黒歴史だから、困ったものである。

津島尚(つしまなお):谷崎の後輩。こいつら主人公で長編が書きたいが、そんなことを登場人物紹介で書いてどうするのか。わからない。

田山理科(たやまりか):『死神は〜』の主人公。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。と言いつつ、ペインティングナイフで戦ってるシーンて、見たことねぇ!! と一瞬思ったが、こいつ『パイナップルサンド』の主人公で、戦ってた、そう言えば。

みっしー(みっしー):死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。と、あるが、モデルは『密室灯籠』にて出てくるミシナという登場人物であるのは、ここだけの内緒である。何故かというと、密室灯籠のネタバレになるからである(ドーン)!!

ちづちづ(ちづちづ): 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。……と、いう設定だったが、いつの間にかいつもイカソウメンもぐもぐしながら不遜な態度を取るキャラになっていたのであった。

青島空雷(あおしまかららかい):『文芸部は眠らせない』に登場する高校一年生。月天とコンビを組んで執筆活動をする文芸部員。ほかの部員に迷惑をかけないように幽霊部員でいようとしたていた、って設定だった気がする。今じゃ主人公(?)の山田よりずっと人気なキャラである。ていうかもはや主人公では?

蛇蝎月天(だかつげってん):青島の相棒。お笑い好きで釘バットを得物にする不良の域を超えた元・困ったちゃん。今は文芸部で小説書いてる。『文芸部は眠らせない』になくてはならないスパイス。坂口安吾の信奉者って設定があった気がするが、今後その設定が活きるかはわからない。

葛葉りあむ(くずのはりあむ):暗闇坂女子高等学校の生徒。折口のえるの〈フォークロア・コレクト〉を手伝う。気丈な性格。

折口のえる(おりぐちのえる):暗闇坂女子高等学校の生徒。〈バベル図書館〉の〈司書〉。フォークロアを蒐集している。いつもバベル図書館の図書貸し出しカウンターでおだやかに紅茶や珈琲を飲んでいる。お嬢様。

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