第34話 先入観

文字数 1,042文字

なんか作者、爆弾発言してましたよ。今回は、その話ですね。

成瀬川るるせ

@rulerse

すみぺがバッシングを受けている? バッシングする人、それはお門違いだぜ。上坂すみれは「ソ連は祖国を大事にしてた(と、喧伝してた)。わたしはわたしの祖国である日本を大事にする」って内容をひたすら言っていた奴だぞ。つまり日本人なので日本人としてのナショナリズムが大事って立場だった。

午後7:01 · 2022年3月3日·Twitter Web App

ここだけでも怒られそうなのに、続けて以下のツイートもしているのだ。

成瀬川るるせ

@rulerse

危ない話になっちゃうけど例えばアナーキストの大杉栄はギルド(組合)制で富を分配する、とか、2.26事件で理論的支柱になった北一輝だって著書を読むとちょっと社会主義に受けとられそうなこと書いてたり(青空文庫にあるから読んでくれ)、むしろ叩く人がただミスリードしてるような気がするよ。

午後7:13 · 2022年3月3日·Twitter Web App

作者、上坂嬢のイベントによく行ってましたからねぇ。言いたくもなるでしょうけど。
海外との〈文化交流〉をしていたところにすみぺがいたことにもそれは関係があって。たとえば日本で英語を初めて習うとき、「チョップスティック!!」とか無駄に習うのは、海外のひとに自国を知ってもらったり、それに海外に放り出されたときも日本の自国民であるというアイデンティティが大切になる、って考えが根底にあると聞いたことがあるのだ。それで、日本大事、ってことなのだが、まあ、彼女のそれはちょっとやりすぎなのは否めないのだ。
続けての、次のツイートも、説明なしじゃ今がわからないと思うのですが、どうなのです、姉さん。
民主主義と社会主義、資本主義と共産主義。組み合わせも考えないとならないのをまず前提として。今では無政府主義と呼ばれている大杉栄や、今では極右とされている北一輝も、今で言うネトウヨ的なものとは全く違うし、当時最先端だった思想も取り入れていたから、著書を読むと「左な考えも取り入れているのではないか」と思えるはずなのだ。
思想を練るには柔軟な発想が必要で、ステレオタイプではないのですよね、北一輝とか、今も名前残ってる方々は。
まあ、だから、ステレオタイプな意味での左右でひとを捉えようとすると、抜け落ちていってしまうものがあるのだ。
今回は若干、難しいお話でしたね。
先入観が、ひとを理解するときに物事を難しくしている、ってお話だったのだ。
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登場人物紹介

朽葉コノコ(くちはこのこ):元気いっぱいの女の子。語尾は「〜のだ」である。


佐原メダカ(さはらめだか):ドジっ子。コノコを「姉さん」と呼ぶ。実は本作品の主人公なのでは、という疑いもある。

成瀬川るるせ(なるせがわるるせ):ボックスティッシュとお友達。ほかの作品に出てくるるるせとの統合が上手くいかない、ただのキモオタ野郎。

苺屋かぷりこ(いちごやかぷりこ):ファミレス〈苺屋キッチン〉のウェイトレス。『偽典〜』では活躍したが、『〜モダン天鵞絨』

での存在感はいまいちだったと、るるせは思っている。

鏑木盛夏(かぶらぎせいか):『夢浮橋モダン天鵞絨』で活躍したが、るるせによると「あれは盛夏と壊色の物語の外伝なので、現代を舞台にしてこいつらのことを書きたい」と語って早幾年(はやいくとせ)。

夢野壊色(ゆめのえじき):昔は書いててラクなキャラだったが、無駄に『百瀬探偵結社〜』などに登場するため、イメージ崩さないように書く必要が出てきていて悩んでいるが、それ以上にかぷりこと涙子と壊色の書き分けが厳しい。チャットノベルだからどうにか書けている状態。書き分け出来るくらいに作者の力量が上がることが期待される。

空美野涙子(そらみのるいこ):空美野財閥の一人娘。ガラが悪い。このチャットノベルでは説明出来ない設定の数々に拍車をかけてわけわからなくしている一人である。

雛見風花(ひなみふうか):盛夏の小さな恋人。盛夏と風花が恋人って設定、もはやほかのキャラもレズってることが多いるるせの小説では忘れ去られがち。

長良川鵜飼(ながらがわうかい):壊色の後輩。結構好きなキャラだけど、このチャットノベルでの活用方法が浮かばない。撹乱させるタイプのキャラなので。

白梅春葉(しらうめはるは):殺人鬼。あまりに書きやすい性格をしているので、逆に登場回数を制限したいところ。

谷崎順天(たにざきじゅんてん):こいつと津島尚は、るるせが別名義で出していた電子書籍雑誌の短編や、文学フリマでの同人誌で出てくるが、黒歴史ではある。が、るるせは数回〈転生〉していて、るるせ以前は全部黒歴史だから、困ったものである。

津島尚(つしまなお):谷崎の後輩。こいつら主人公で長編が書きたいが、そんなことを登場人物紹介で書いてどうするのか。わからない。

田山理科(たやまりか):『死神は〜』の主人公。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。と言いつつ、ペインティングナイフで戦ってるシーンて、見たことねぇ!! と一瞬思ったが、こいつ『パイナップルサンド』の主人公で、戦ってた、そう言えば。

みっしー(みっしー):死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。と、あるが、モデルは『密室灯籠』にて出てくるミシナという登場人物であるのは、ここだけの内緒である。何故かというと、密室灯籠のネタバレになるからである(ドーン)!!

ちづちづ(ちづちづ): 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。……と、いう設定だったが、いつの間にかいつもイカソウメンもぐもぐしながら不遜な態度を取るキャラになっていたのであった。

青島空雷(あおしまかららかい):『文芸部は眠らせない』に登場する高校一年生。月天とコンビを組んで執筆活動をする文芸部員。ほかの部員に迷惑をかけないように幽霊部員でいようとしたていた、って設定だった気がする。今じゃ主人公(?)の山田よりずっと人気なキャラである。ていうかもはや主人公では?

蛇蝎月天(だかつげってん):青島の相棒。お笑い好きで釘バットを得物にする不良の域を超えた元・困ったちゃん。今は文芸部で小説書いてる。『文芸部は眠らせない』になくてはならないスパイス。坂口安吾の信奉者って設定があった気がするが、今後その設定が活きるかはわからない。

葛葉りあむ(くずのはりあむ):暗闇坂女子高等学校の生徒。折口のえるの〈フォークロア・コレクト〉を手伝う。気丈な性格。

折口のえる(おりぐちのえる):暗闇坂女子高等学校の生徒。〈バベル図書館〉の〈司書〉。フォークロアを蒐集している。いつもバベル図書館の図書貸し出しカウンターでおだやかに紅茶や珈琲を飲んでいる。お嬢様。

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