第244話 夜を駆ける、執筆で。
文字数 1,964文字
https://novel.daysneo.com/works/3ee8b54963474b35d0169265e6d96800.html
るるせです!! いろんな方が某所で前回と今回のリアルであり、そして子供たちに語り継ぐための病院の話の「内容」を褒めていて、僕もすごく考えさせられる話なんだけど、その前に「凄い」のは、生還後、「こんな明晰な文章を書けるとらじろうさんの執念」ですよ!! みんなたぶんわかっててそれはあえて書かないのだけど、僕はそこに触れる。触れちゃうよーーーー、土足で踏み込んだ気分がやっぱりあるけど(笑)。明晰に書けるまで戻ったのも凄いけど、書けたとしても、情熱や執念がなくなってしまうなんてザラにあると思う。けど、とらじろうさんは違うのでした!!
僕は身体拘束同意書を家族が書いて手足をハンニバル・レクターみたく縛られているなか、「ペンとか書くものだせやーーーー!!」って数日間の昏睡や胃洗浄から目覚めて隔離病棟で叫んでたことが何度もあったし、それはもう作家のサガなので、とらじろうさんは否定するかだけど、作家スピリッツをまたもやビシバシ感じたというわけです(いや、これはまさに侍スピリッツ!!w)。
語り継ぎましょ!! 応援してます。
成瀬川るるせ
キメる箇所で外さずにキメていく形式美
南ノさん、こんばんは!! 帰宅後、即座に『呂赫若の事件簿~「青い服の少女」の謎~』今日更新分を読み終え、これを書いています。昨日、レターを書いて逆に挑発のように見えたかもしれないのですが、読み始めたときから、最後まで読んでも一貫して思うことがあって、「あ、これはミステリ、特に本格ミステリをよく読む方が書いた小説だ!! 形式美をわかっている!!」って思った、ということなんです(そう言うとまるで僕がミステリオタクみたいですが、ミステリ好きの友人たちと話をすると読んだ海外ミステリの知識でマウントを取られてしまう程度にしか、嗜んでいないです)。お約束、という言葉よりも、「形式美」ですね!! ミステリはほかの小説のサブジャンルと違って、入れたら確実に盛り上がる符牒がありますね。SFは演繹的なものが多いので符牒は「お約束」という扱いになってしまいますが、本格ミステリは帰納的なところがあると思っていて、そうすると「よっ! 待ってました!!」っていう「形式美」に、それはなる、と僕は考えています。この作品は本当にそのツボを押さえていて、とても好きです。とにかく〈キメ〉のシーンがたくさんあって、「おお!!」って唸ってました。ほんとに、こういうの大好きなのでまた書いていただけると僕は喜びます!! そして、時間があるときに、また最初から読み返しますねっ!!