第218話 スカイるるせ・ランチ【ときどき、私信】

文字数 2,013文字

おなか痛いですぅ〜。
冷たいジュースを飲みすぎなのだ。
うぅ……。
「スカイウォーカー・ランチ」に行ってみたいのだ。
どこですかぁ、それ。

スカイウォーカーランチ (Skywalker Ranch) は、アメリカの映画制作会社ルーカスフィルム本社が入るスタジオの総称。住所は、カリフォルニア州マリンカウンティ。ランチ内にはルーカスフィルムの本社機能と傘下のスカイウォーカーサウンドが入る。選ばれた者しか入る事ができない。


この大きな敷地は、ジョージ・ルーカスが、「スター・ウォーズ・シリーズ」の収入で購入し、設立した。ハリウッドのメジャースタジオと一定の距離を置き、自分の映画に対する理念を追求したいとのことから、サンフランシスコに居を構えた。広大な土地は、外観が農場にしか見えない。よって、ここをRanch(農場)と名付けている。メインオフィスは、農場を経営する家族の家、テックビルは、ワイン工場といったように、ルーカスはこの地に架空のストーリーを構築している。

ウィキペディアより抜粋なのだ。
そうですねぇ、行きたいですねぇ、トイレに行きたいです、わたしは……。
目の前だけ観ちゃダメなのだ!! 夢を見るのだ!!
コノコ姉さん、すみません、目の前のトイレに行きたいです、わたし……。うぅ……。
……そして十分後。
はぁ〜、すっきりしたぁ。さぁ、姉さん、スカイなんとかへ行きましょう!!
スカイツリーに行ってりゃいいのだ、話を折ってぇ! ぷんぷん。
講談社現代新書さん、RTありがとうございました。るるせが世迷い言を呟いたのをわざわざ拾っていただいちゃって……。
こっちも、なのだ!!
シゲタさんも、ありがとうございます!! ツイート、見てますよぉー。
あと、るるせが推し作家さんに送った私信も。私信だから許可取るべきだったのだけど、許可取るのにメッセ送るとしつこいかな、と思うのでとりあえず、掲載するのだ。

おはようございます。レターの返信ありがとうございます♪

返信にもありましたが、作品は作者を越えます。意図や実力なんていうものを突き抜けることが往々にしてあります。それはもう、才能でも努力でもなく、「そういうことはある/存在する」としか言えないです。僕がなんだか主張していた、世界の外側に触れて感動する、みたいなのは要するにそれを言ってるのだな、とあらためて思いました。

ただ、とよねさんがこのまえ、「サプライズ」という言葉で言い表していて、「やっぱすごいな」と思いました。Giftの、本来の意味にあるのはそのサプライズ性にあると思うからです。

いや、だから過大評価してるとかそういうのではないので大丈夫です!

よくわからない場合、詳しくは成瀬川るるせの活動報告のどこかをチェックされたし、ですぅ。

  ——自己を意識すること、および他人が自分を意識していることを知ることは、「自分および他人の存在を信頼する手段」である、ということ。フランツ・カフカの『哀願者との会話』の中で、「心の底から自分が生きているのだと思えたことは一度もない」というセリフがあるのですが。これは、存在論的不安定という実存的立場から出発しているのです。それゆえ、彼の生活の根本問題は、自分が生きているということ、事物の現実性とに関する確信を得ることであったのでした。しかし、彼の世界は非現実的であるから、彼は他人の世界の対象でなければならないのです。なぜなら他人の対象は現実的であり、穏やかで美しいものにすら思えるからなのです。——




R.D.レイン『引き裂かれた自己』からのまとめ、ですね。それとは別に、カフカはドゥルーズが『カフカ マイナー文学のために』で取り上げたことから、ポスト構造主義解釈ってのが生まれた。かめさんもたぶんご存知の通り、実存主義は哲学の臨界点でした。レヴィ=ストロースがサルトルに代わって出てきて構造主義が隆盛になって、その後文献学からポスト構造主義が出て昔の哲学なども復権されていく。ソーカル事件もあって、微妙に信頼できるか謎な部分があるなか、2010年代からは、どちらかというと政治哲学の人気が再燃してますよね。

こっちも見つけづらいところに書いたので、あらためて抜粋なのだ。
今回は私信だらけになっちゃいましたねぇ。私信を公開しちゃうって、だからそれって相手に失礼ではないでしょうか。本当に独断ですみません。
いつかスカイウォーカー・ランチに行きたいのだ。
うぅ、トイレがわたしを呼んでいますぅー。
目の前だけ観ちゃダメなのだ!! 夢を見るのだ!!
コノコ姉さん、すみません、目の前のトイレに行きたいです、わたし……。うぅ……。
そんなルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ア・ダイアモンド的なふわふわしたこと言うメダカちゃんは、スカイはスカイでも一人っきりでスカイツリーに行ってりゃいいのだ、話を折ってぇ! ぷんぷん。
それじゃ、みなさま、良い夢を〜。おやすみなさいですぅ〜。
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登場人物紹介

朽葉コノコ(くちはこのこ):元気いっぱいの女の子。語尾は「〜のだ」である。


佐原メダカ(さはらめだか):ドジっ子。コノコを「姉さん」と呼ぶ。実は本作品の主人公なのでは、という疑いもある。

成瀬川るるせ(なるせがわるるせ):ボックスティッシュとお友達。ほかの作品に出てくるるるせとの統合が上手くいかない、ただのキモオタ野郎。

苺屋かぷりこ(いちごやかぷりこ):ファミレス〈苺屋キッチン〉のウェイトレス。『偽典〜』では活躍したが、『〜モダン天鵞絨』

での存在感はいまいちだったと、るるせは思っている。

鏑木盛夏(かぶらぎせいか):『夢浮橋モダン天鵞絨』で活躍したが、るるせによると「あれは盛夏と壊色の物語の外伝なので、現代を舞台にしてこいつらのことを書きたい」と語って早幾年(はやいくとせ)。

夢野壊色(ゆめのえじき):昔は書いててラクなキャラだったが、無駄に『百瀬探偵結社〜』などに登場するため、イメージ崩さないように書く必要が出てきていて悩んでいるが、それ以上にかぷりこと涙子と壊色の書き分けが厳しい。チャットノベルだからどうにか書けている状態。書き分け出来るくらいに作者の力量が上がることが期待される。

空美野涙子(そらみのるいこ):空美野財閥の一人娘。ガラが悪い。このチャットノベルでは説明出来ない設定の数々に拍車をかけてわけわからなくしている一人である。

雛見風花(ひなみふうか):盛夏の小さな恋人。盛夏と風花が恋人って設定、もはやほかのキャラもレズってることが多いるるせの小説では忘れ去られがち。

長良川鵜飼(ながらがわうかい):壊色の後輩。結構好きなキャラだけど、このチャットノベルでの活用方法が浮かばない。撹乱させるタイプのキャラなので。

白梅春葉(しらうめはるは):殺人鬼。あまりに書きやすい性格をしているので、逆に登場回数を制限したいところ。

谷崎順天(たにざきじゅんてん):こいつと津島尚は、るるせが別名義で出していた電子書籍雑誌の短編や、文学フリマでの同人誌で出てくるが、黒歴史ではある。が、るるせは数回〈転生〉していて、るるせ以前は全部黒歴史だから、困ったものである。

津島尚(つしまなお):谷崎の後輩。こいつら主人公で長編が書きたいが、そんなことを登場人物紹介で書いてどうするのか。わからない。

田山理科(たやまりか):『死神は〜』の主人公。妹のちづちづと知らない町に引っ越し、二人で暮らしを始めたが、ちづちづがどこからか拾ってきた少女・みっしーも同居することに。趣味は絵を描くこと。ペインティングナイフを武器にする。と言いつつ、ペインティングナイフで戦ってるシーンて、見たことねぇ!! と一瞬思ったが、こいつ『パイナップルサンド』の主人公で、戦ってた、そう言えば。

みっしー(みっしー):死神少女。十王庁からやってきた。土地勘がないため力尽きそうなところをちづちづに拾われて、そのまま居候することに。大鎌(ハネムーン・スライサー)を武器に、縁切りを司る仕事をしていた死神である。と、あるが、モデルは『密室灯籠』にて出てくるミシナという登場人物であるのは、ここだけの内緒である。何故かというと、密室灯籠のネタバレになるからである(ドーン)!!

ちづちづ(ちづちづ): 理科の妹。背が低く、小学生と間違われるが、中学生である。お姉ちゃん大好きっ娘。いつもおどおどしているが、気の強い一面をときたま見せる。みっしーとは友達感覚。……と、いう設定だったが、いつの間にかいつもイカソウメンもぐもぐしながら不遜な態度を取るキャラになっていたのであった。

青島空雷(あおしまかららかい):『文芸部は眠らせない』に登場する高校一年生。月天とコンビを組んで執筆活動をする文芸部員。ほかの部員に迷惑をかけないように幽霊部員でいようとしたていた、って設定だった気がする。今じゃ主人公(?)の山田よりずっと人気なキャラである。ていうかもはや主人公では?

蛇蝎月天(だかつげってん):青島の相棒。お笑い好きで釘バットを得物にする不良の域を超えた元・困ったちゃん。今は文芸部で小説書いてる。『文芸部は眠らせない』になくてはならないスパイス。坂口安吾の信奉者って設定があった気がするが、今後その設定が活きるかはわからない。

葛葉りあむ(くずのはりあむ):暗闇坂女子高等学校の生徒。折口のえるの〈フォークロア・コレクト〉を手伝う。気丈な性格。

折口のえる(おりぐちのえる):暗闇坂女子高等学校の生徒。〈バベル図書館〉の〈司書〉。フォークロアを蒐集している。いつもバベル図書館の図書貸し出しカウンターでおだやかに紅茶や珈琲を飲んでいる。お嬢様。

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