舞台平面はこんな感じで

文字数 246文字

他のキャストをこんな感じで配置するわけね。
 かすみセンパイはさっきの見取り図に、舞台装置とキャストの立ち位置を描いて見せてくれた。
 あ、そう、こんな感じです!
 廃屋を背景として観が立つ。それを両側から挟むようにして、他のキャストが配置されていた。
クライマックスは?
見取り図の上に、もう一枚ルーズリーフが重ねられる。
崖崩れで、廃屋が増水した川に流されます。観は廃屋と共に流される悠里を追います。
悠里!
来ないで!
 そう言い残した悠里は濁流に呑まれるのだが、センパイはそういういいトコで話を遮った。
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登場人物紹介

真崎周平(まさきしゅうへい)


やる気なし、その場にいるだけのほとんど幽霊演劇部員。高校2年生。

アニメオタクで事なかれ主義のどうしようもないダメ男だが、その場の勢いで引き受けた戯曲づくりに夢中になっていく。

安藤かすみ


舞台に情熱の全てを注ぐ演劇少女。演技演出戯曲執筆と、劇作の全てに通じる高校3年生。小柄だがプロポーションも抜群、但し本人に自覚は多分、ない。下級生の面倒見はいいが態度はキツい。実は照れ屋。

羽佐間観(はざま かん)


周作の台本に登場する主人公。

オクテな高校生だが、好奇心は強い。

紫藤悠里(しどう ゆうり)


周作の台本のヒロイン。

未来から来た精巧なアンドロイド。2人以上の人間と接触するとショートする。

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