センパイのスパルタ宣言
文字数 381文字
センパイは言葉を続ける。
素朴な疑問は、センパイの説教で粉砕された。
何でそこまで、とか、既成の台本じゃいけないんだろうか、とかいう反論の余地はなかった。
「謝るくらいなら」と「作者の許可取るくらいなら」の両方の意味に取れる。
その判断がつかないうちに、センパイは上から目線で、ばん、と机を叩いた。
文字数 381文字
素朴な疑問は、センパイの説教で粉砕された。
「謝るくらいなら」と「作者の許可取るくらいなら」の両方の意味に取れる。
その判断がつかないうちに、センパイは上から目線で、ばん、と机を叩いた。
真崎周平(まさきしゅうへい)
やる気なし、その場にいるだけのほとんど幽霊演劇部員。高校2年生。
アニメオタクで事なかれ主義のどうしようもないダメ男だが、その場の勢いで引き受けた戯曲づくりに夢中になっていく。
安藤かすみ
舞台に情熱の全てを注ぐ演劇少女。演技演出戯曲執筆と、劇作の全てに通じる高校3年生。小柄だがプロポーションも抜群、但し本人に自覚は多分、ない。下級生の面倒見はいいが態度はキツい。実は照れ屋。