ポルノじゃありません
文字数 425文字
口を挟んだかすみセンパイは、僕が首をかしげると、黒板に「P・O・N・R」と書いた。
つぶやいた僕の後頭部を、かすみセンパイがしばき倒した。
僕の詫びもすまないうちに説明に入ったセンパイは、自らの豊かな胸をぎゅっと抱えた。息が荒い。
ツインテールの髪留めを外すと、長い黒髪がはらりとこぼれて揺れる。
ツインテールの髪留めを外すと、長い黒髪がはらりとこぼれて揺れる。
黒縁メガネのレンズに光が反射していた。その奥の目はどうなっているか分からない。
でも、多分その目はイってるなと感じた。意外な側面だった。
でも、多分その目はイってるなと感じた。意外な側面だった。
センパイは何事もなかったかのように居住まいを正して話を続ける。