じゃない地獄の連休
文字数 411文字
僕は再び腕を掴まれ、椅子に座らされた。
そして再び、いつも通りの説教が始まった。
そこで先輩は、文庫本2冊を僕の目の前に置いた。
テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』。
ソーントン・ワイルダー『わが町』。
……そんなわけで、僕は次の日から朝早く登校して、かすみセンパイの待つ選択授業教室に通うことになった。