ようやく物語が紡がれる
文字数 700文字
パソコンの画面の中で、コート姿の羽佐間観が語り始めた。事件が起こってから何年も経った後の観だ。
花道に下ろした旅行カバンに腰をかける。旅の思い出。出会った人々。旅に出るまでの生活。そのきっかけ。
花道に下ろした旅行カバンに腰をかける。旅の思い出。出会った人々。旅に出るまでの生活。そのきっかけ。
廃屋の周りを歩き回りながらコートを脱ぐと、なぜかその下には学生服が。時は夕暮れ時に……。
いきなりドア枠を引っ張ってきた悠里が、その中に観を引きずり込む。(というか、ドアが移動する)
悠里のバッテリーを含む怪しげな機械の中に座り込む観。
怪しげなメカの山が光を放つ。呆然とする観の前で、悠里はメカから充電を始める。