真剣なセンパイと僕の責任
文字数 432文字
僕もしまったと思った。いかに傲慢でキツイかすみセンパイとはいえ、女の子なのだ。
お互い、しばし押し黙った。しばらくして、かすみセンパイは僕の隣の席に座った。
かすみセンパイは、何も書いてない黒板をまっすぐ見つめていた。そして、そのままの姿勢で、キャラをメモした紙を僕の机の上からそっと取った。
かすみセンパイは、何も書いてない黒板をまっすぐ見つめていた。そして、そのままの姿勢で、キャラをメモした紙を僕の机の上からそっと取った。
僕はセンパイの横顔を見た。内にハネたボブカットのせいで、黒縁メガネの童顔が余計に幼く見える。
だが、メモをじっと見つめる表情は凛と張りつめていた。その厳しい表情のせいか、なんだか背中がぞくっとした。
だが、メモをじっと見つめる表情は凛と張りつめていた。その厳しい表情のせいか、なんだか背中がぞくっとした。
僕の目を真っ直ぐ見て、僕のいちばん痛いところを突く。
かすみセンパイは再びメモに視線を戻した。
僕も厳粛な気持ちになった。今までそうやって生きてきたのだ、僕は。
だから、かすみセンパイの横顔を見つめながら言った。
僕も厳粛な気持ちになった。今までそうやって生きてきたのだ、僕は。
だから、かすみセンパイの横顔を見つめながら言った。