第16話 2021.3.20神戸国際会館~いつも歌があったツアー 

文字数 1,714文字

第16話 2021年3月20日(土)神戸国際会館
南こうせつコンサートツアー2021~いつも歌があった~

2021年の年明けの1月には第3波のピークがあり、2回目の緊急事態宣言が適応されました。

それも2月には減少傾向となりました。

このコンサートの翌日、3月21日(日)に、まん延防止法や緊急事態宣言が,全国全て解除される予定です。

それでも、日々1000人近くの新規感染者数があるのですが、「自粛疲れ」という言葉が言われるようになり、人流が増えていると言われていました。

* * *

これまで、コンサート参加には迷いはないといいつつ、コンサートは開演時間に合わせていき、直行直帰、単独行動していました。

姉は、長期療養ができる施設で生活していました。

私は、空き家の姉宅のメンテナンス維持に、姉の好きな甘味に拓郎のDVDやCDを差し入れしたり、日用品を届けたりしながら、ひとり暮らしです。

東京の自宅を離れて、金沢の姉宅を借りて、ひとりでゆっくりパソコンに向かう生活ができました。

ただ、ひとり暮らしで、熱でも出したら大変だし、甥姪に迷惑かかるし。

と、神戸の遠征は、単独行動にしよう・・・と思っていました。

金沢から日帰りできるし、私は自粛に疲れてはいないし。

* * *

と、いいつつ、ここのピークアウトのチャンスを逃すと、次はいつになるか・・・

結局、神戸通の東京の友人と、開演より随分早い時間に、神戸駅で待ち合わせしました。

友人とツインで、神戸のホテルを予約しました。

2020年の年末の大阪のホテル泊のリベンジ、けっこう名前のあるお高めのホテル、ちょっと広めの部屋でした。

道連れありは、3か月前の年末大阪フェスティバルホール以来の、久しぶり。

遠征抱き合わせのガチの観光は、一年ぶり、疫病騒ぎ以降はじめてです。

* * *
 
金沢発大阪行きのサンダーバードの指定席は満席でした。

通路に立っているお客さんも多数いました。

棚にはスースケースや土産袋がいっぱいでした。

ニュースのとおり、不要不急でない行楽の人流が増えているんだと実感しました。

まあ、私も、そのひとりなんですけど。

昼過ぎに神戸駅で友人と落ち合いました。

チャックインのためにホテルに向かおうとすると、何とラッキーなことに、こうせつご一行に偶然出会いました(本当に偶然ですよ、駅待ちはしていません)。

ご一行に気づかれないように、遠くから見守りました。

* * *

ホテルにチェックインのあと、神戸通の友人のガイドで、駅の近くからロープウェイに乗って、高台にあるハーブガーデンに行きました。

バラ園もあって、美しい広い西洋ガーデンでした。

神戸の街と港、海が一望できました。

コンサートの前にお茶をと、神戸の街に出ました。

友人おすすめの神戸のお洒落なカフェは、みんな満席でした。

空いているレトロな感じのお店をみつけて、ちょっとコーヒーブレイク。

初めての街を散策するのは久しぶりです。ちょっと歩き疲れました。

* * *

神戸のコンサートは、本当に選曲に感動しました。

3月という季節にふさわしい、この日の魂の曲は「君がいたから」、そして、会場のリクエストで「春風」をワンフレーズ。

* * *

終演後、外に出ると、激しい雨が降っていました。

別のファン友も同じホテルということで、3人でタクシー乗り合い、ホテルに帰りました。

ホテルでルームサービスをとって、豪遊しました。

2020年の年末、大阪のホテルでは、コロナ禍のホテルサービスに不満が残りました。そのリベンジです。

家族以外と会食したのは、これも、昨年の年末の大阪・名古屋以来です(バイトの食事は、完全黙食が徹底されています)

カレー、パスタ、コーヒー、サラダといったメニューに、アルコールはコンビニ購入の持ち込みです。

さすがにホテルのルームサービスは、味も値段も違います。

コンサートの最後、口花火のイメージは緑で、私は野菜が足りないんで(笑)、ゆでブロッコリーを食べました。

ホテルのルームサービスの高級ゆでブロッコリーが、よい思い出になりました。

ちなみに、この頃は春の甲子園、高校野球でした。

3月22日(月)には、明豊高校のこうせつバージョンの校歌が、甲子園に流れました。
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