第49話 2022.10.8東山ファミリーランド~長岡米百俵フェス

文字数 2,526文字

第49話 2022年10月8日(土)東山ファミリーランド 
長岡 米百俵フェス2022 

2019年:台風19号で中止 長野市内と北陸新幹線車両水没
2020年:疫病騒ぎで新潟県民限定→断念
2021年:疫病騒ぎに常滑の野外イベントクラスター騒ぎでの延期、真冬の室内会場→リモート参加
2022年:通常開催→念願のリベンジ参加!!

* * *

8月には一日の新規感染者数が20万人、死者が300人を越えた第7波。

9月に入ると、ピークアウトしました。

9月の終わりには、感染者全数報告から、ハイリスク者数の報告となりました。

水際対策の緩和とともに、国内での旅行支援策が自治体で行われるようになました。

10月には全国の旅行支援策やイベント割引が開始されるというニュースが賑わいました。

* * *

私はというと、8月中旬には、アルバイト先の病院で4クール目のワクチン接種を終えました。

派遣バイトの仕事もせずに、ずっと無職でした。
 
参加には、不安は何もない・・・でも、日向坂46のファンは、若い男性が多いから、感染対策はしたほうが良かろう・・・とは、思いました。

* * *

出演者:佐藤ひらり、ファーストサマーウイカ、Awesome City Club、ゴスペラーズ、日向坂46、海援隊、南こうせつ、TUBE(オープニングアクト:八生)、長岡花火

やっぱり野外はいい。音楽フェスはいい。そんなコンサートでした。

長岡の前、8月に長崎の稲佐山に参加しました。

猛暑の今年、やはり8月に行うという意義と手応えはあり。

でも、それはそれで、果たして生きて稲佐山から下山できるのか?っていうくらい暑かったです。
 
東山スキー場は、まだ芝生の緑が美しく。

日中は日が差すと、まだ太陽は元気で汗が出ました。

一転曇って、雨がパラパラと降って、慌ててカッパを着ることも。

朝まで雨だったこともあり、足下がぬかるんでいるところがありました。

晴れているときはトンボがたくさん飛んでいて、雨が降るといなくなって。

女性ボーカルの指に、トンボがとまったり。

足下のぬかるみでは坊中のサマーピクニック、トンボでアスペクタが思い出されて、胸熱でした。

夕暮れどき、少しずつ寒くなり、虫の声が響いてきました。

日が沈むと一気に山の底冷えがやってきました。

空には、13夜の満月、満月のすぐ近くには明るい土星が輝いていました。

長岡は、秋の風情を満喫しながら、自然と音楽の両方を、心地よく楽しめました。

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東山ファミリーランドは、冬はスキー場です。

斜面の下にステージが設置されて、その舞台の前がスタンディングゾーン、その後ろがシートゾーン、テントゾーンでした。

長岡在住のファン友ご夫婦が、真夜中からの雨のなか、徹夜で並んでいただいて、シートゾーンの見晴らし良い場所のブルーシートに座ることができました。

スタンディングゾーンの最前列、日向坂46のファンの方たちは、1週間前から開催者の許可を得て、駐車場でテントを張って、交代で順番待ちをしたそうで・・・どこかで聴いた話し・・・でも、1週間というのは、まだ、修行が足らない。

コンサート前日の真夜中に突然現れた年輩男性(ファン友)に驚いて、「誰の推しですか?」ときいたそうです。

* * *

そして、音楽フェスの醍醐味。

たくさんのアーティストのパフォーマンスとともに、そのファンのノリやお作法を体感しました。

そのノリとお作法に従って、私も拍手をしたり、手を振ったり、リズムを刻んだり。

声出しが禁止だったのが、残念でした。

日向坂46のステージは予想外によくて、声援があるともっとスゴいんでしょう。
 
一週間前からテントを張って、最前列を陣取った日向坂46のファンも、他の演者のときにも、しっかりと応援していました。

日向坂46の出番が終わると、その多くはスタンディングゾーンから退出。

私は、日向坂46が終わったときにスタンディングゾーンに行きました。

ちょっと出遅れてしまい、こうせつの後の出番のTUBEのファンが前列に陣取りました。

こうせつはっぴを着ていたら、TUBEファンの方が、こうせつの出番のときに中央の2列目の場所を譲ってくださいました。

本当にありがとうございました。

シートや席、スタンディングポイント取り・・・緊張感がありつつ、譲り合いもあって、フェスならでは。

やっぱり、野外はいい、フェスはいいと実感した瞬間でした。

* * *

こうせつの出番は、夕暮れ時でした。

こうせつの出番まちの音合わせのときに、空に二重の虹がでました。

これも、奇跡のようでした。

二重の虹の架かる夕暮れに、「野原の上の雨になるまで」を最初に歌い・・・本当に「茜さすころ」で、もう、来て良かった!!!

「青春の傷み」「風に吹かれて~再会編」

そして、音楽フェスならではのコラボ。海援隊とともに「旅人よ」。

wacci橋口洋平さんと「神田川」。

「夜明けの風」「満天の星」でした。

最後に、口花火。「最後に本物の花火が上がります」といって、退場されました。

* * *

すっかり陽が沈んだ会場の暗闇に浮かび上がる光り輝く舞台と照明、この風景が野外のクライマックスを盛り上げてくれます。

TUBEの歌は力強く。私が知っている歌もたくさんありました。
 
* * *

そして、コンサートの最後には、待望の長岡の花火でした

この日は13夜で、しかも、土星が月に近づいている日でした。

13夜の月と土星をバックに、長岡の花火が上がりました。

きっと、こうせつもバックステージでこの花火をみていると思いながら見ました。

野外コンサートで花火を見ることは、これまでもありました。 

さすがに長岡の花火。

これまでのコンサートのどんな花火よりも美しく、芸術的で、感動でした。

全ての武器を楽器に、全ての火薬を花火に・・・などと思いながら、平和を祈りました。

行きはシャトルバスでしたが、終演後は長岡ファン友の車に同乗させていただきました。

二次会で、美味しい新潟の料理をいただき、新潟の銘酒もいただいて、ちょっと飲み過ぎました。 

来年は、こうせつは出演するかな。

もし出演するのなら・・・前泊して、真夜中から並びたい

・・・などと考えてしまった私は、どうかしているでしょうか?
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