第28話 2021.10.31深谷市民文化会館大ホール~いつも歌があったツアー

文字数 1,520文字

第28話 2021.10.31(日)深谷市民文化会館大ホール
南こうせつコンサートツアー2021~いつも歌があった

19の都道府県に出されていた「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が、全面的に解除されたのは10月1日でした。

それから一ヶ月経ちました。新規感染者数や重傷者は減り続けていました。

ニュースをみても、人の流れは増えているように思います。

私は、金沢での派遣バイトを、単発で受けていました。

雇用保険の加入条件にならない、週20時間未満の勤務です。

仕事のスケジュール、感染状況、感染対策を考えながらのコンサート参加です。

やはり、抗原検査(通販の研究用ですが)が、仕事にもコンサートにも、若干の安心材料になりました。

* * *

そして、10月31日(日)は、ハロウィーン。

数日前から、渋谷の街のレポートのニュースが繰り返し流れていました。

ふと、深谷がハロウィーンと同じ日の開催・・・ということに気づきました。

で、前日の土曜日に、近所のイオンとダイソーに、ハロウィーンのかぶり物の購入を目的に行ってみたら・・・残念なことに、どちらのお店も、全てクリスマス仕様に変わっていました。

やはり、自粛の影響?イベント欲をあおることはしない?

仲間が、かぶり物を持っていないか、グループラインに書き込んでみました。

仲間の何人かがハロウィーングッズを買いに行ったけれど、やはりクリスマス仕様になっていたとのこと。

そして、なぜか、違う方向に話が盛り上がり、深谷のゆるキャラの「ふっかちゃん」のかぶり物が、私にまわってくることになりました。

私としては、デビルの角かカボチャのかぶり物程度のつもりだったんですが。

* * *

深谷市は、今、大河ドラマと新1万円札で活気づいている渋沢栄一の出身地です。

JR深谷駅は、東京駅と同じレンガで作った駅舎で、駅前には渋沢栄一氏の銅像がありました。

開演時間ギリギリの会場入り、同伴同行同乗飲食なしの単独行動です。

昨今のピークアウト、感染状況から,スタンディングや大声の応援が可にならないかと期待しました。

しかし、やはり市民会館です、開演前に、立つこと大声は禁止とのアナウンスがありました。

仲間から、ふっかちゃんの帽子をもらって、開演です。

* * *

「星ふる夜」、かけ声がかけられないぶん、サビの指パッチンが、舞台上と会場のファンの息もぴったりで会場に響き、なんか可笑しかったです。
 
深谷での渾身の一曲は,一部にありました。

ニューアルバムから「歌いうたいのブルース」です。

CDとライブでは、やはり違って。

スゴい、魂が震えるようでした。

こうせつがブルートレインのB寝台でみた景色を、私は十数年後に、直江津経由の普通の夜行列車の車窓から見ました。

職場で仕事を任された華やかな時代を過ぎて、今は,社会の片隅で何とか生きています。

なんだか、感情移入して聴いて、気持ちが高まりました。

二部では、やはり「種を蒔く人」がよかったです。

硬派な歌を織り交ぜて、聴き応えがありました。

日曜日の開催のときには「おはようお休み日曜日」を聴くことができます。

そして、アンコール①のあとの鳴り止まない拍手のなかで、こうせつが舞台袖に向かって、おいでおいでの仕草をしました。

コーラスのつばめさんが登場しました。

つばめさんは深谷市の出身、一緒に歌おうということで、深谷スペシャル、つばめさんのコーラスのコラボの「満天の星」からの口花火でコンサートは終わりました。

あまりハロウィーン感のない、ふっかちゃんの帽子をかぶっての参加でしたが、周囲のウケはどうだったのでしょうか?

でも、楽しかったです。

次回、深谷でのコンサートが楽しみです。また、ふっかちゃん、かぶります。
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