第17話 2021.4.4新発田市民会館~いつも歌があったツアー
文字数 2,030文字
第17話 2021年4月4日(日)新発田市民文化会館(新潟県)
南こうせつコンサートツアー2022~いつも歌があったツアー
この冬の北国は、豪雪でした。
ですが、雪国では、例年より早く桜が咲き始めました。
東京では桜が散り、今住む金沢では桜は散り際でした。
北陸新幹線と信越線を乗り継いで新潟駅へ、新潟駅からはファン友の車に同乗しました。
そうして北上していくごとに、時間を巻き戻すように、車窓から見える桜が、どんどん満開になってゆきました。
あいにくの雨でしたが、新発田市の桜はその雨にも散ることなく、しっかりと咲いていました。
* * *
第3波、2回目の緊急事態宣言が全国で解除されたのが、3月21日(日)でした。
私は、ピークアウトに合わせて、3月18日(木)金沢に行きました。
金沢には、長期滞在の予定です。
3月20日(土)の神戸では、金沢から神戸入りして、友だちと一緒に観光し、宿泊し、ホテルで豪遊し、金沢へ帰りました。
新発田のコンサートは、長岡のご夫婦のファン友から「新潟駅で合流」を誘われました。
金沢では無職とはいえ、ひとり暮らしなので、熱でも出したら大変と、全て単独行動の予定でした。
神戸では、息抜きしてしまったけれど、今度の新潟遠征は単独行動を貫くつもりで断りました。
しかし、当日になって、しかも、新発田に向かう新幹線のなかで、突然、急遽、新潟駅での合流をお願いしました。
ファン友たちのSNSの楽しい書き込みと写メをみて、うらやましく、人恋しくなりました。
金沢でのひとり暮らしのストレスでしょうか。
* * *
新潟駅は改修中で、私は迷子になりましたが、何とか合流出来ました。
長岡のご夫婦ファン友の車で、数人のファン友と同乗しました。
合流後は、私は、しゃべり出すと止まらない状態でした(もちろん、マスク着用でしたよ)。
私は新潟港を散策し、ファン共たちは海鮮グルメを堪能。
途中、「ばかうけ」でおなじみの栗山米菓の新潟せんべい王国で、工場を見学しました。
ファン友が、おせんべいの手焼き体験で、こうせつの似顔絵を大きなせんべいに書いて焼きました。
上手で、なかなかに似ていましたが・・・はたして、それを食べられるのかな?
楽しく道中を過ごすことができて、ストレス解消!幸せでした。
* * *
2020年7月5日(日)の振替公演でした。
新発田市民文化会館は、1000席ほどのこぢんまりしたホールでした。
グループディスタンスで、1~3階の入りは7割ほど、4階は最前列のみでした。
それでも、満員御礼の札が出ていました。
オーディエンスの数は多くはないけれど、温かく力強い拍手と手拍子で、浮世を忘れ、明るい気持ちになりました。
* * *
前回3月20日(土)の神戸での会場からのリクエスト、ソロ弾き語りでワンフレーズだけ歌った「春風」を、新発田ではバンド編成で歌いました。
それも、ほぼ、アルバムの元歌のアレンジとおりでした。
イントロに最後の「あー」も元歌どおり。
で、歌が終わった直後に、カセットテープレコーダーの停止を押し、早送りを押し、カセットを裏返し、再生を押すと言う動作が、脳に浮かびました。
昔、レコードプレーヤーは兄がもっていて、買ったアルバムはカセットに吹き込んでもっていました。
そういえば、アルバム「旅立てばそこから男」のジャケットは牛でしたね。
何で?牛?だったんでしょう。
* * *
「春風」のあとの曲、イントロの出だしのピアノが春らしく、一瞬「何の曲?」思いました。
「おはようおやすみ日曜日」でした。そういう少しのアレンジの変化も、ライブならでは。
* * *
「さまざまなこと思い出す桜かな」松尾芭蕉の句です。
今回のライブのMCで、何度か詠まれました。
「虹とアコーディオン」「男が一人で死ぬときは」は、何度もライブで聴いた曲です。
桜が満開のこの季節に聴くと、いつもと違った趣がありました。
私も、「さまざまなこと」を思いだしました。一足先に向こうに逝ってしまった友のこととか、いろいろなことを・・・。
人の臨終や死が商品になっていると嘆くこうせつ。
「自分らしく生き、自分らしく逝く」ってどういうことなのか、考えてしまいます。
* * *
新潟といえば・・・一昨年、台風と洪水で中止になった長岡の米フェス。
昨年は、疫病騒ぎのために米フェスは新潟県民限定となり、花火を見ることはかないませんでした。
最後の口花火を見ながら、念願の本物の花火は・・・いったいいつになるのやら。
しばらくは、こうせつ花火の三尺玉を楽しみます。
* * *
コンサート後は新発田で一泊しました。
翌日、遠征のかえり道、特急「しらゆき」と新幹線「はくたか」で、日本海沿いに南下していくと、
今度は時間を早送りするように、車窓から見える桜が、どんどん散ってゆきました。
金沢では、ほとんどの桜が散っていました。
いろいろな桜を堪能できた旅でもありました。
次回は、5月8日(土)日比谷野外音楽堂のグリーンパラダイス。
「緑のなか」です。
南こうせつコンサートツアー2022~いつも歌があったツアー
この冬の北国は、豪雪でした。
ですが、雪国では、例年より早く桜が咲き始めました。
東京では桜が散り、今住む金沢では桜は散り際でした。
北陸新幹線と信越線を乗り継いで新潟駅へ、新潟駅からはファン友の車に同乗しました。
そうして北上していくごとに、時間を巻き戻すように、車窓から見える桜が、どんどん満開になってゆきました。
あいにくの雨でしたが、新発田市の桜はその雨にも散ることなく、しっかりと咲いていました。
* * *
第3波、2回目の緊急事態宣言が全国で解除されたのが、3月21日(日)でした。
私は、ピークアウトに合わせて、3月18日(木)金沢に行きました。
金沢には、長期滞在の予定です。
3月20日(土)の神戸では、金沢から神戸入りして、友だちと一緒に観光し、宿泊し、ホテルで豪遊し、金沢へ帰りました。
新発田のコンサートは、長岡のご夫婦のファン友から「新潟駅で合流」を誘われました。
金沢では無職とはいえ、ひとり暮らしなので、熱でも出したら大変と、全て単独行動の予定でした。
神戸では、息抜きしてしまったけれど、今度の新潟遠征は単独行動を貫くつもりで断りました。
しかし、当日になって、しかも、新発田に向かう新幹線のなかで、突然、急遽、新潟駅での合流をお願いしました。
ファン友たちのSNSの楽しい書き込みと写メをみて、うらやましく、人恋しくなりました。
金沢でのひとり暮らしのストレスでしょうか。
* * *
新潟駅は改修中で、私は迷子になりましたが、何とか合流出来ました。
長岡のご夫婦ファン友の車で、数人のファン友と同乗しました。
合流後は、私は、しゃべり出すと止まらない状態でした(もちろん、マスク着用でしたよ)。
私は新潟港を散策し、ファン共たちは海鮮グルメを堪能。
途中、「ばかうけ」でおなじみの栗山米菓の新潟せんべい王国で、工場を見学しました。
ファン友が、おせんべいの手焼き体験で、こうせつの似顔絵を大きなせんべいに書いて焼きました。
上手で、なかなかに似ていましたが・・・はたして、それを食べられるのかな?
楽しく道中を過ごすことができて、ストレス解消!幸せでした。
* * *
2020年7月5日(日)の振替公演でした。
新発田市民文化会館は、1000席ほどのこぢんまりしたホールでした。
グループディスタンスで、1~3階の入りは7割ほど、4階は最前列のみでした。
それでも、満員御礼の札が出ていました。
オーディエンスの数は多くはないけれど、温かく力強い拍手と手拍子で、浮世を忘れ、明るい気持ちになりました。
* * *
前回3月20日(土)の神戸での会場からのリクエスト、ソロ弾き語りでワンフレーズだけ歌った「春風」を、新発田ではバンド編成で歌いました。
それも、ほぼ、アルバムの元歌のアレンジとおりでした。
イントロに最後の「あー」も元歌どおり。
で、歌が終わった直後に、カセットテープレコーダーの停止を押し、早送りを押し、カセットを裏返し、再生を押すと言う動作が、脳に浮かびました。
昔、レコードプレーヤーは兄がもっていて、買ったアルバムはカセットに吹き込んでもっていました。
そういえば、アルバム「旅立てばそこから男」のジャケットは牛でしたね。
何で?牛?だったんでしょう。
* * *
「春風」のあとの曲、イントロの出だしのピアノが春らしく、一瞬「何の曲?」思いました。
「おはようおやすみ日曜日」でした。そういう少しのアレンジの変化も、ライブならでは。
* * *
「さまざまなこと思い出す桜かな」松尾芭蕉の句です。
今回のライブのMCで、何度か詠まれました。
「虹とアコーディオン」「男が一人で死ぬときは」は、何度もライブで聴いた曲です。
桜が満開のこの季節に聴くと、いつもと違った趣がありました。
私も、「さまざまなこと」を思いだしました。一足先に向こうに逝ってしまった友のこととか、いろいろなことを・・・。
人の臨終や死が商品になっていると嘆くこうせつ。
「自分らしく生き、自分らしく逝く」ってどういうことなのか、考えてしまいます。
* * *
新潟といえば・・・一昨年、台風と洪水で中止になった長岡の米フェス。
昨年は、疫病騒ぎのために米フェスは新潟県民限定となり、花火を見ることはかないませんでした。
最後の口花火を見ながら、念願の本物の花火は・・・いったいいつになるのやら。
しばらくは、こうせつ花火の三尺玉を楽しみます。
* * *
コンサート後は新発田で一泊しました。
翌日、遠征のかえり道、特急「しらゆき」と新幹線「はくたか」で、日本海沿いに南下していくと、
今度は時間を早送りするように、車窓から見える桜が、どんどん散ってゆきました。
金沢では、ほとんどの桜が散っていました。
いろいろな桜を堪能できた旅でもありました。
次回は、5月8日(土)日比谷野外音楽堂のグリーンパラダイス。
「緑のなか」です。