第27話 2021.10.16宇都宮文化会館南 こうせつ&イルカ ~永遠の青春~
文字数 2,682文字
第27話 2021.10.16(土)宇都宮市文化会館 大ホール
南こうせつ&イルカ スペシャルコンサート〜永遠の青春〜
2020年5月23日(土)の予定でした。そのときは、冠に「宇都宮市文化会館 開館40周年記念事業」がついていていました。
1回目の緊急事態宣言が全国に拡大適応されたのが4月ですから、延期は当然のことでしょう。
振替公演日は2020年12月22日(火)でしたが、この振替公演も延期になりました。
再振替公演日は、1年後のこの日、2021年10月16日(土)でした。
1年後の延期?1年後は、どうなっているのだろうか?と思いつつ。
何より1年後にこうせつが歌ってくれると約束してくれたと感じて、うれしかったです。
開催が2021年となり、冠の「宇都宮市文化会館 開館40周年記念事業」が消えました。
* * *
10~11月は、金沢での介護施設の派遣バイトが決まりました。
ガチの介護の現場は20年ぶりで、かなり不安はありました。
しかし、現場に入ってみると、意外に即戦力として大丈夫でした。
教職という商売を長年やって、「なんちゃって看護師」に成り下がったと思っていました。
「自分って、割とジェネラリストなんだ」と、ちょっと安心しました。
この年のはじめ、人材派遣会社の登録時、「過去5年の看護技術経験歴」のアンケートに、ひとつもチェックをつけらず、自分の市場価値の低さに落ち込みました。
この現場で、日常生活援助に加えて、診療の補助(いわゆる医療行為)のほとんどを、経験、実践することができました。
* * *
2021年9月に入り、第5波、デルタ株はピークアウトしていきました。
ワクチン接種がすすんだこともあり、はっきりした原因はわかりませんが、新規感染者数が下がりました。
10月1日(金)、緊急事態宣言,まんえん防止等重点措置が全都道府県で解除となりました。
10月1日(土)スターダストレビュー(中野サンプラザ)、10月2日(土)イルカさんとのジョイントコンサート(伊勢崎市文化会館大ホール)があり、私はチケットを買っていました。
社会の制限が解除されたので、越境とコンサートは問題ないと思われました。
しかし、私にとって久しぶりの介護現場だったこともあって、慎重に大事をとって、感染状況の経過を見ようと思い、この二つのコンサートの参加は見送りました。
* * *
その後、緊急事態宣言やまん防が解除になって2週間たっても、新規感染者数は増えませんでした。
私は、雇用保険の加入条件にならない、週20時間未満の勤務なので、仕事と休みの間隔が長くとれるということがありました。
通販で、抗原検査キットを購入し、抗原検査を駆使することにしました。
通販の抗原検査キットは研究用なので、精度は落ちるものの、仕事に入る上では、若干の安心材料になりました。
同伴同行同乗会食なし、開演ギリギリに入り、終演後直帰、単独行動は変わらず、宇都宮に行くことに決めました。
金沢から、北陸新幹線の大宮で乗り換えて、東北新幹線の宇都宮駅へ、そこから会場にはタクシー利用です。
会場の客席の入りは、1階のみ7割ぐらい?2階と3階は、全て空席でした。
* * *
オープニングは、こうせつ&イルカさん&バンドの皆さんでフォークソングの名曲です。
巧みに主旋律を交代して、ハモりは完璧です。
一部はイルカさん
イルカさんは、自分で縫ったというオーバーオールと和服を融合させたミニスカート。本当に、昔と変わらない姿でした。
「まあるいいのち」。いつもならイルカさんの歌詞指導があり、みんなで歌う曲です。
今回は,それはなし。
はじめに、曲の1番から3番までのサビの部分を歌いながら平和への思いを語り、曲に入る。
優しいながら、そのメッセージも嫌みなく伝える。さすがにイルカさんです。
曲の合間、ギターをポロンポロンと鳴らしながらのMC、イルカさんだなあ・・・いつもなら、観客とコミュニケーションをとりながらのMCです。
会場との会話はないけれど、ちょうど次の曲に行く直前に、遅れて席に着かれた方がいて、「ゆっくりで大丈夫ですよ。座ったら始めます。これから○○○を歌うの」と、客席に語りかけ、さすがイルカさんだなんて思いました。
今日は雨が降っているということと、こうせつおいちゃんからのリクエストという「雨の物語」。
私も、この曲が大好きで、よく聴いている曲です。そして、雨の後は,雪。「なごり雪」。
ここで、私としては「いつか冷たい雨が」を期待しましたが、イルカさんといば、自然保護の国際団体の親善大使を長年勤めていらっしゃいます。その曲でした。
この曲の英語バージョンは、YouTubeで無料配信されているということでした。
* * *
20分の休憩があり、2部がこうせつでした。
「うちのお父さん」のにぎやかなイントロが会場に響き、緞帳が開きました。
コンサートタイトルの“永遠の青春”にちなんで青春の歌、ラブソング。
* * *
イルカさんが登場して、どんどんと話が脱線してなかなか歌にいかない。
イルカさんの祖母が栃木県の出身で、イルカさんのお父様が10代のときに、宇都宮近くの親戚で農作業を手伝って鍛錬して、予科練に合格した・・・という話をされました。
イルカさんのお父様と言えば,ジャズマン、美空ひばりさんのバンドマスターだったことが有名です。
予科練と聞いて、ちょっと驚きました。
あと半年、戦争が終わるのが遅ければ、自分は存在しなかっただろう・・・とイルカさん。
ふたりでのイルカさんの曲。2番の出だしをこうせつが間違えました。
イルカさんが舞台を引いた後に、「イルカさんが書いてくれた歌詞がよく見えなかった」と、間違えた部分を歌いました。宇都宮スペシャル。
かぐや姫の定番曲、最後は,「夜明けの歌」と間違っての曲紹介で「夜明けの風」。
* * *
アンコールで、こうせつとイルカさん、バンドの皆さんが登場。
イルカさんは、ペチコートが膨らんだ、可愛いらしいワンピースで登場。
「好きなモノは似合う。古希を過ぎれば何でも許される」と。
これまたフォークの名曲のあと、“また会う日まで~♪”で終了しました。
* * *
9月には、良子さんとのジョイントコンサートに参加しました。
良子さんとこうせつのコラボは、ミュージカルやオペラみたいな感じがありました。
イルカさんとのコラボだと、なんとなくフォークディオのような温かい感じがしました。
トワ・エ・モアや紙風船、ダ・カーポにチェリッシュ。特に、女性が主旋律を歌い男性がハモる感じが,還暦ちかくの私のツボにはまりました。
南こうせつ&イルカ スペシャルコンサート〜永遠の青春〜
2020年5月23日(土)の予定でした。そのときは、冠に「宇都宮市文化会館 開館40周年記念事業」がついていていました。
1回目の緊急事態宣言が全国に拡大適応されたのが4月ですから、延期は当然のことでしょう。
振替公演日は2020年12月22日(火)でしたが、この振替公演も延期になりました。
再振替公演日は、1年後のこの日、2021年10月16日(土)でした。
1年後の延期?1年後は、どうなっているのだろうか?と思いつつ。
何より1年後にこうせつが歌ってくれると約束してくれたと感じて、うれしかったです。
開催が2021年となり、冠の「宇都宮市文化会館 開館40周年記念事業」が消えました。
* * *
10~11月は、金沢での介護施設の派遣バイトが決まりました。
ガチの介護の現場は20年ぶりで、かなり不安はありました。
しかし、現場に入ってみると、意外に即戦力として大丈夫でした。
教職という商売を長年やって、「なんちゃって看護師」に成り下がったと思っていました。
「自分って、割とジェネラリストなんだ」と、ちょっと安心しました。
この年のはじめ、人材派遣会社の登録時、「過去5年の看護技術経験歴」のアンケートに、ひとつもチェックをつけらず、自分の市場価値の低さに落ち込みました。
この現場で、日常生活援助に加えて、診療の補助(いわゆる医療行為)のほとんどを、経験、実践することができました。
* * *
2021年9月に入り、第5波、デルタ株はピークアウトしていきました。
ワクチン接種がすすんだこともあり、はっきりした原因はわかりませんが、新規感染者数が下がりました。
10月1日(金)、緊急事態宣言,まんえん防止等重点措置が全都道府県で解除となりました。
10月1日(土)スターダストレビュー(中野サンプラザ)、10月2日(土)イルカさんとのジョイントコンサート(伊勢崎市文化会館大ホール)があり、私はチケットを買っていました。
社会の制限が解除されたので、越境とコンサートは問題ないと思われました。
しかし、私にとって久しぶりの介護現場だったこともあって、慎重に大事をとって、感染状況の経過を見ようと思い、この二つのコンサートの参加は見送りました。
* * *
その後、緊急事態宣言やまん防が解除になって2週間たっても、新規感染者数は増えませんでした。
私は、雇用保険の加入条件にならない、週20時間未満の勤務なので、仕事と休みの間隔が長くとれるということがありました。
通販で、抗原検査キットを購入し、抗原検査を駆使することにしました。
通販の抗原検査キットは研究用なので、精度は落ちるものの、仕事に入る上では、若干の安心材料になりました。
同伴同行同乗会食なし、開演ギリギリに入り、終演後直帰、単独行動は変わらず、宇都宮に行くことに決めました。
金沢から、北陸新幹線の大宮で乗り換えて、東北新幹線の宇都宮駅へ、そこから会場にはタクシー利用です。
会場の客席の入りは、1階のみ7割ぐらい?2階と3階は、全て空席でした。
* * *
オープニングは、こうせつ&イルカさん&バンドの皆さんでフォークソングの名曲です。
巧みに主旋律を交代して、ハモりは完璧です。
一部はイルカさん
イルカさんは、自分で縫ったというオーバーオールと和服を融合させたミニスカート。本当に、昔と変わらない姿でした。
「まあるいいのち」。いつもならイルカさんの歌詞指導があり、みんなで歌う曲です。
今回は,それはなし。
はじめに、曲の1番から3番までのサビの部分を歌いながら平和への思いを語り、曲に入る。
優しいながら、そのメッセージも嫌みなく伝える。さすがにイルカさんです。
曲の合間、ギターをポロンポロンと鳴らしながらのMC、イルカさんだなあ・・・いつもなら、観客とコミュニケーションをとりながらのMCです。
会場との会話はないけれど、ちょうど次の曲に行く直前に、遅れて席に着かれた方がいて、「ゆっくりで大丈夫ですよ。座ったら始めます。これから○○○を歌うの」と、客席に語りかけ、さすがイルカさんだなんて思いました。
今日は雨が降っているということと、こうせつおいちゃんからのリクエストという「雨の物語」。
私も、この曲が大好きで、よく聴いている曲です。そして、雨の後は,雪。「なごり雪」。
ここで、私としては「いつか冷たい雨が」を期待しましたが、イルカさんといば、自然保護の国際団体の親善大使を長年勤めていらっしゃいます。その曲でした。
この曲の英語バージョンは、YouTubeで無料配信されているということでした。
* * *
20分の休憩があり、2部がこうせつでした。
「うちのお父さん」のにぎやかなイントロが会場に響き、緞帳が開きました。
コンサートタイトルの“永遠の青春”にちなんで青春の歌、ラブソング。
* * *
イルカさんが登場して、どんどんと話が脱線してなかなか歌にいかない。
イルカさんの祖母が栃木県の出身で、イルカさんのお父様が10代のときに、宇都宮近くの親戚で農作業を手伝って鍛錬して、予科練に合格した・・・という話をされました。
イルカさんのお父様と言えば,ジャズマン、美空ひばりさんのバンドマスターだったことが有名です。
予科練と聞いて、ちょっと驚きました。
あと半年、戦争が終わるのが遅ければ、自分は存在しなかっただろう・・・とイルカさん。
ふたりでのイルカさんの曲。2番の出だしをこうせつが間違えました。
イルカさんが舞台を引いた後に、「イルカさんが書いてくれた歌詞がよく見えなかった」と、間違えた部分を歌いました。宇都宮スペシャル。
かぐや姫の定番曲、最後は,「夜明けの歌」と間違っての曲紹介で「夜明けの風」。
* * *
アンコールで、こうせつとイルカさん、バンドの皆さんが登場。
イルカさんは、ペチコートが膨らんだ、可愛いらしいワンピースで登場。
「好きなモノは似合う。古希を過ぎれば何でも許される」と。
これまたフォークの名曲のあと、“また会う日まで~♪”で終了しました。
* * *
9月には、良子さんとのジョイントコンサートに参加しました。
良子さんとこうせつのコラボは、ミュージカルやオペラみたいな感じがありました。
イルカさんとのコラボだと、なんとなくフォークディオのような温かい感じがしました。
トワ・エ・モアや紙風船、ダ・カーポにチェリッシュ。特に、女性が主旋律を歌い男性がハモる感じが,還暦ちかくの私のツボにはまりました。