第56話 2023.1.15I‘M A SHOW ウクライナ難民支援プロジェクト
文字数 1,850文字
第56話 2023年1月15日(日)I‘M A SHOW(アイマショウ)
ウクライナ難民支援プロジェクト 南こうせつ・森山良子チャリティコンサート
有楽町マリオンという、大都会東京、ハイソ、ハイセンスな商業施設の7階、800席ほどのこぢんまりした小劇場でした。
「有楽町で逢いましょう」という有名な歌をもじった、「I‘M A SHOW(アイマショウ)」という名前のシアターです。
そういう場所にふさわしい、小洒落たインテリアと照明のロビーが美しい劇場でした。
* * *
ちょうどこの頃は、8波のピークと思われました。
8波は、感染者数は7波よりも多いものの、その多くは軽症で、死亡者数は7波を下回り、死亡者のほとんどが高齢者で、死亡原因は持病の悪化でした。
なので、感染対策は高齢者対策に、クラスター対策は病院や施設を中心に移りました。
8波のピークとはいえ、社会全体としては、コロナ前の日常に戻そうという雰囲気でした。
新型コロナウイルスに対する国の基本方針が変更されることなり、令和5年1月27日より、イベントでの大声発生が許可されることになっていました。
マスク着用が前提ですが。
声出し禁止の最後のライブ?いや、どうなんだろう。
* * *
私は、1月は、飲み友だちが管理職をしている病院とは別の病院で、バイトの予定でした。
その病院にクラスターが発生して、急遽、その病院の関連施設の勤務となりました。
病院バイトなら自粛と思っていましたが、患者さんと一切関わらない仕事でした。
なので、チケットを無駄にせずにすみました。(1月21日(日)のスターダストレビューにも行くことができました)
* * *
今年初めてのこうせつ大明神、初詣でです。拝んできました。
良子さんが発起人のチャリティで、バックのメンバーもボランティア。
会場も、ほぼ無料で借りられたそうです。
良子さんが番組をもっているニッポン放送が協賛となっていました。
最近は、東京ではコンサート会場や劇場の予約を取るのが難しいそうです。
それだけ、興業が多くなっているということだと思います。
* * *
オープニングは、アーティスト全員で「翼をください」。
* * *
1部はこうせつ。そして、2023年初こうせつの曲は「愛する人へ」で、感動でした。
私としては、新年に、明るい4拍子の「時は流れて風がふく」が聴けたのがよかったです。
* * *
休憩のあとは、良子さんの2部
静かに、そしてパワフルに、良子さんらしい2曲です。
* * *
2曲を歌われた後に、こうせつが舞台に戻ってきて、客席にいる坂茂(ばんしげる)氏に呼びかけて、坂氏が舞台に上がりました。
私の2列後ろ、最後列に座っておられました。
穏やかでお洒落なロマンスグレーの紳士でした。
良子さんは坂氏とは、知人を介して知り合い。
こうせつは、大分の美術館の設計者が坂氏で、美術館のイベントで知りあったのだそうです。
坂氏は「建築家は、お金や権力のある人のために仕事をしていて、社会のためになっていないから」と、災害や紛争への支援をするようになったとおっしゃっていて。
有事には、すぐに現場に手弁当でかけつけ、建築家としてできることをしているとのこと。
体育館にダンボールで空間を仕切ったり、診療所を作ったりだそうで。
日本だけでなく、世界中を飛び回っておられるそう。
チャリティの寄付先は、この坂茂さんの活動で、ウクライナにストーブを送るそうです。
軽くて丈夫、料理もできる日本製品のストーブで、世界中探してのチョイスだと、メイドインジャパンを賞賛する言葉もありました。
* * *
この人は「種を蒔く人」なんだ・・・アフガニスタンの中村哲氏と同様。
この歌は歌いませんでしたが、そんなことを感じさせる人物でした。
坂氏が客席に戻られて、良子さんとこうせつ、ふたりで「花はどこへいった」日本語版。
* * *
あと、良子さんの舞台で、こうせつとのジョイントの定番曲を。
アンコールは、坂本九さんの名曲に「♫また逢う日まで~♪」と終わりました。
* * *
いつも、大きな舞台で歌われているおふたりですが。
生声が聴こえてきそうな空間に、チャリティらしい飾りが全く無い舞台。
ふたりのハモりも心地よく、楽しめました。
チャリティできく「あの人の手紙」「夜明けの風」、そして「さとうきび畑」「今」が、特別の意味をもって聞こえました。
戦争は、戦う双方に言い分があって、善悪の判断は難しいけれど。
難民を支援することは、戦わずして平和を守ることにつながる・・・と、そう思いました。
ウクライナ難民支援プロジェクト 南こうせつ・森山良子チャリティコンサート
有楽町マリオンという、大都会東京、ハイソ、ハイセンスな商業施設の7階、800席ほどのこぢんまりした小劇場でした。
「有楽町で逢いましょう」という有名な歌をもじった、「I‘M A SHOW(アイマショウ)」という名前のシアターです。
そういう場所にふさわしい、小洒落たインテリアと照明のロビーが美しい劇場でした。
* * *
ちょうどこの頃は、8波のピークと思われました。
8波は、感染者数は7波よりも多いものの、その多くは軽症で、死亡者数は7波を下回り、死亡者のほとんどが高齢者で、死亡原因は持病の悪化でした。
なので、感染対策は高齢者対策に、クラスター対策は病院や施設を中心に移りました。
8波のピークとはいえ、社会全体としては、コロナ前の日常に戻そうという雰囲気でした。
新型コロナウイルスに対する国の基本方針が変更されることなり、令和5年1月27日より、イベントでの大声発生が許可されることになっていました。
マスク着用が前提ですが。
声出し禁止の最後のライブ?いや、どうなんだろう。
* * *
私は、1月は、飲み友だちが管理職をしている病院とは別の病院で、バイトの予定でした。
その病院にクラスターが発生して、急遽、その病院の関連施設の勤務となりました。
病院バイトなら自粛と思っていましたが、患者さんと一切関わらない仕事でした。
なので、チケットを無駄にせずにすみました。(1月21日(日)のスターダストレビューにも行くことができました)
* * *
今年初めてのこうせつ大明神、初詣でです。拝んできました。
良子さんが発起人のチャリティで、バックのメンバーもボランティア。
会場も、ほぼ無料で借りられたそうです。
良子さんが番組をもっているニッポン放送が協賛となっていました。
最近は、東京ではコンサート会場や劇場の予約を取るのが難しいそうです。
それだけ、興業が多くなっているということだと思います。
* * *
オープニングは、アーティスト全員で「翼をください」。
* * *
1部はこうせつ。そして、2023年初こうせつの曲は「愛する人へ」で、感動でした。
私としては、新年に、明るい4拍子の「時は流れて風がふく」が聴けたのがよかったです。
* * *
休憩のあとは、良子さんの2部
静かに、そしてパワフルに、良子さんらしい2曲です。
* * *
2曲を歌われた後に、こうせつが舞台に戻ってきて、客席にいる坂茂(ばんしげる)氏に呼びかけて、坂氏が舞台に上がりました。
私の2列後ろ、最後列に座っておられました。
穏やかでお洒落なロマンスグレーの紳士でした。
良子さんは坂氏とは、知人を介して知り合い。
こうせつは、大分の美術館の設計者が坂氏で、美術館のイベントで知りあったのだそうです。
坂氏は「建築家は、お金や権力のある人のために仕事をしていて、社会のためになっていないから」と、災害や紛争への支援をするようになったとおっしゃっていて。
有事には、すぐに現場に手弁当でかけつけ、建築家としてできることをしているとのこと。
体育館にダンボールで空間を仕切ったり、診療所を作ったりだそうで。
日本だけでなく、世界中を飛び回っておられるそう。
チャリティの寄付先は、この坂茂さんの活動で、ウクライナにストーブを送るそうです。
軽くて丈夫、料理もできる日本製品のストーブで、世界中探してのチョイスだと、メイドインジャパンを賞賛する言葉もありました。
* * *
この人は「種を蒔く人」なんだ・・・アフガニスタンの中村哲氏と同様。
この歌は歌いませんでしたが、そんなことを感じさせる人物でした。
坂氏が客席に戻られて、良子さんとこうせつ、ふたりで「花はどこへいった」日本語版。
* * *
あと、良子さんの舞台で、こうせつとのジョイントの定番曲を。
アンコールは、坂本九さんの名曲に「♫また逢う日まで~♪」と終わりました。
* * *
いつも、大きな舞台で歌われているおふたりですが。
生声が聴こえてきそうな空間に、チャリティらしい飾りが全く無い舞台。
ふたりのハモりも心地よく、楽しめました。
チャリティできく「あの人の手紙」「夜明けの風」、そして「さとうきび畑」「今」が、特別の意味をもって聞こえました。
戦争は、戦う双方に言い分があって、善悪の判断は難しいけれど。
難民を支援することは、戦わずして平和を守ることにつながる・・・と、そう思いました。