第26話 2021.9.26塩尻レザンホール 南こうせつ&森山良子

文字数 1,571文字

第26話 2021年9月26日(日) 塩尻市文化会館レザンホール 大ホール
南こうせつ&森山良子スペシャルコンサート2021

昨日のYCC山梨県民文化ホール(山梨県民ホール)からの2Daysです。

山梨県民ホール後は、甲府のホテルに一泊しました。

翌朝は、雨でした。

雨の中、以前より行きたかった、山梨県立美術館に行きました。

ここには、ミレーの特設展示があるのです。

なんといっても、こうせつファンとしては「種を蒔く人」を見たい(笑)。

やはり、ミレーは素晴らしかったです。

ヨーロッパの昔の農村風景、そこに暮らす人々の様子、信仰心、貧しい人々の描写。

前日の甲府に向かうときに見た長野と山梨の風景と重なって、絵画をずっと見つめました。

美術館のあとは、駅前の小作でカボチャほうとうを食べて、駅前の武田信玄公の像を見て、信州を満喫しました。

あずさ号に乗って,塩尻に向かいました。

塩尻の駅前には,葡萄の棚があって、美味しそうな葡萄が実っていました。

* * *

塩尻市のレザンホールは,ちょうど一年前、疫病騒ぎのなかで7ヶ月ぶりにコンサートが行われた,私のとっての「聖地」です。

そして、今回は、100%の集客でした。

そのためか、客席の背もたれには、「ステージに向けての発声(声かけ)は一切禁止とします。行為が確認された場合,公演を一時中断いたします」という告知がはりだされていました。

会場で友人の何人かと久しぶりの挨拶をしていたら、客席の他の観客から私語の注意を受けました。ごめんなさい。

客席は空席がちらほらあり、2階席の後ろには空席が目立ち、入りは9割というところでしょうか。

それでも、これまでにない客数で、拍手の迫力がありました。

* * *

客席の拍手から緞帳が開いて、こうせつと良子さん、ふたりのバンドさん総出演でフォークの名曲からはじまるのは,前日と同じでしたが、こうせつと良子さんのハモりが前日よりも進化しているように思いました。

良子さんは「私たち二人は暴れるけれど,皆さんは静かに」と自制を求めていらっしゃいました。

一部のこうせつ。

レザンホールのレザンは葡萄という意味ということで、「葡萄の季節」が、この日のスペシャル。

レザンホールは、昨年疫病騒ぎのなかでコンサートを再開した記念すべき場所であると同時に、島倉千代子さんが亡くなった直後に初めて「からたちの小径」をライブで歌った場所ということで、「からたちの小径」を。

場所柄「白馬村から」とかも期待しましたが、無理ですね。過度な期待です。かないませんでした。

* * *

20分の休憩のあとは、2部で良子さん。

昨日の甲府と同じセトリです。

アンコールのムッシュかまやつ氏の思い出と曲を。そして、「♪また会う日まで♪」

* * *

塩尻市のレザンホールの100%集客で、こうせつも良子さんも、バックバンドの皆さんも、舞台監督さん、楽器のメンテをするお兄さん、PAさんまで、なんだかとてもうれしそうでした。

会場にいる全ての人がうれしそうで、本当に来てよかったと思いました。

昨日と、セトリはそんなに変わっていませんが、全く違うライブに感じました。

100%集客だから,昨日の甲府よりも頑張っているということではなく・・・

やっぱり、満員のオーディエンスと、アーティストのコラボ、ケミストリー、化学反応っていうんでしょうかね?

無観客での配信もいいけど、やっぱ、ライブ(生)です。

* * *

塩尻駅のホームで、あずさ号で東京方面に帰るこうせつご一行を見送ることができました。

そして、私は、金沢へ戻る篠ノ井線から,長野市の美しい夜景を見ることができました。

秋の週末の2日間、充実した時間でした。2Days、本当に来て良かったと思いました。

篠ノ井線には、今度は、乗るためだけに行きたいと思いました。

そう思うほどの、美しい車窓の風景でした。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み