第18話 2021.6.20南魚沼市民会館~いつも歌があったツアー
文字数 4,497文字
第18話 2021年6月20日(日)南魚沼市民会館
南こうせつコンサートツアー2021年~いつも歌があった~
新発田市での、2021年4月4日(日)のコンサートから、2ヶ月半ぶりです。
長かった。この2ヶ月半、いろいろありました。
4波でのグリパラ中止に、コロナ関連の派遣バイトの開始に、ワクチン接種に・・・。
* * *
今年、2021年の年明け、日比谷野外大音楽堂のグリーンパラダイスコンサートはどうなるのだろう・・・半分あきらめ、期待せずに告知をまっていました。
告知が無く、完全にあきらめていた2021年の3月末、ギリギリになって、突然に、5月開催のグリパラ発表があって驚きました。
第3波、2回目の緊急事態宣言が全国で解除されたのが、新発田市のコンサートの少し前、3月21日でした。
緊急事態宣言解除後も、日々の新規感染者数は1000人近くありました。
その後は減ることなく、少しずつ確実に増えていき・・・4月の半ばには4000人を越えました。
第4波となりました。
4月16日(金)には、札幌教育文化会館での再振替公演(2020/3/25→5/4→2021/4/16)がありました。
さすがに私は、札幌は遠くて行けず、自宅待機です。空席が多かったようです。
そして、4月23日(金)には3回目の緊急事態宣言の発出がありました。
その結果、案の定というか・・・
5月8日(土)の日比谷野外大音楽堂のグリパラは、中止となってしまいました。
例年、地元開催の東京在住の私は、打ち上げの幹事をしています。
しかし、感染状況から、今年は、打ち上げはしない予定にしました。
残念といえば残念でしたが、日比谷野外大音楽堂は東京都の施設ですし、慌ただしい開催発表だったこともあって、打ち上げしないというのも、感染状況を予測してのことでした。
中止は、覚悟はしていまいした。
* * *
3月18日(木)から、私は金沢でひとり暮らしをしていました。
で、金沢に行く前に、東京の派遣会社に登録をしました。医療関係者の派遣を行っている、最大大手の会社です。
まだ、年金をもらえる年齢ではないので、働かなくては貯金通帳の残高が減るばかりです。
もはや、世の中で感染リスクの高い3密(密閉・密集・密接)な場所は、病院や施設ぐらいです。
感染リスクは高くても、減るだけの貯金残高は、ある意味、新型コロナより怖いのを実感していました。
現金収入が得られ、自分に出来る仕事は看護だけです。
派遣会社に登録する際に、履歴書提出とともにアンケートに答えました。過去5年に実践した看護技術の診療の補助(いわゆる医療行為)の一覧でした。
私は、ここ十数年、福祉や看護系学校の勤務だったので、アンケートにチェックできる看護技術は一つもない状況でした。
「こんなんで、仕事がありますかね」と、派遣会社の面接担当の方に伺いました。
そう、20歳代と思われるカッコいいスーツを着た派遣会社の女性は、「大丈夫ですよ、心電図の検査紙を台紙に貼るとか、いろんな仕事がありますから」
・・・と、美しい笑顔で、そうおっしゃいました。
(^0^;) そうか、今の私ができる仕事は、心電図を台紙に貼ることか
・・・自分の市場価値に直面して、ちょっと傷つきました。
派遣会社の美しい20歳代の面接担当の女性に悪気はなく、派遣登録者の客観的な市場価値を自覚させるのも、大切な業務のひとつなのでしょう。
* * *
金沢では、夏期のみの短期派遣の仕事はありませんでした。冬期に東京へ戻る予定であることを伏せて応募することも考えましたが、無理はせずに、パソコンに向かうことにしました。
そして、4月頃から、東京での新型コロナ関連の派遣バイトの募集メールが大量に入ってきました。
派遣バイトの募集メールの量と中身で、感染状況と施策を知ることが出来ました。
それで、何というか・・・
使命感?
好奇心?
好奇心というと誤解を受けるんで・・・興味・関心?
看護師として、この時代にしか経験できない仕事をしてみたくなった・・・いや、しなければならない!!
医療従事者の友人たちは頑張っているのに、私も何かしたい、頑張りたい・・・って、妙な気持ちに襲われたのでした。
で、5月末に、金沢から東京に戻り、すぐに新型コロナ関連の派遣バイトに応募しました。
アンケートに1個もチェックが付けられない還暦に近い私にも、仕事が回ってきました。
新型コロナワクチンの接種が始まることもあり、それだけ人材不足だったのでしょう。
仕事は、感染リスクの低い、裏方の仕事でした。
* * *
6月に入ると4波は、徐々にピークアウト。
6月11日(金)には、新規感染者数が2000人を切り、1000人台になりました。
6月12日(土)の調布グリーンホールのツアーコンサートは行われました。
私は、チケットを購入していたけれど、新型コロナワクチン1クール目接種の副反応で体調が悪く、発熱したので、行くことができませんでした。
後で、ピークアウト中の100%集客で、盛り上がったときいて、とてもうらやましく、無念でした。
私は、医療従事者枠での先行接種でした。
で、反ワクチン派・・・反ワクチン派とまではいかないけどワクチンに不安が強い人・・・の知人の何人かから、ひどい言葉を浴びせられ、落ち込みました。
そういう友だちとは、しばらく距離をとることにしました。
調布に行けなかったことよりも、これがすごく辛かったです。
* * *
南魚沼での、このコンサート自体、2020年6月21日(日)の予定でした。
チケットを買ったときは疫病騒ぎの前だったので、南魚沼遠征で一泊し、地元のファン友幹事の打ち上げに参加する計画でした。
いったんは全て払い戻し、1年たっての振替公演での延期でした。
そして、ちょうどこの日、2021年6月20日(日)に沖縄を除いて緊急事態宣言が解除されました。
第4波がピークアウトしたので、遠征は問題ないように思います。
ただ、感染リスクが低い職場とはいえ、派遣バイト先で私が感染していて、ファン友を濃厚接触者にしては申し訳ありません。
同乗同行会食なし、マスクは外さず、孤食黙食、日帰りの単独行動に徹することにました。
* * *
行きの上越新幹線から、彩雲が見えました。
朝ドラの「おかえりモネ」で、彩雲を知りました。
彩雲を見るといいことがあるのだそう。
いいことがあるに決まっていますよね。これから、こうせつに会えるんですから。
* * *
越後湯沢から在来線に乗り換えました。
南魚沼といえば、コシヒカリ、米どころ。
6月の奥深い山あいの田園風景が、とても美しかったです。
意外に、そんな田舎ではありませんでした。
金沢と同じ、駅周辺の商店街では、お店のひさしが歩道に長く張り出していました(新潟では、「がんぎ」というそう。金沢は、お洒落に「アーケード」だと思います)。
冬は雪が降るであろうことを想像させました。
何人かのファン友たちは、会場近くの公園で、ソーシャルディスタンスと保っての木陰ライブをしたとのことでした。
私にとっては、長かった2ヶ月半ぶり、グリーンパラダイスと調布グリーンホール、「ダブルグリーン」のリベンジライブです。
* * *
ファンクラブの会誌で、レコーディング中とあったからでしょうか。
相当、声が出ていて、すごかったです。
コロナ前より、声良かったかも? (;´∀`)
そして、「夜明けの風」が、出来上がっていました。
ピアノのソロから、盛り上げる感じ。
歌詞のテイストは違うけど、「心の虹」「ねがい」や「幼い日に」「ひとりきり」みたいな、ピアノが力強く、順平さんのバイオリンの弦アレンジも素敵でした。
そして、歌詞が変わっていました。「夜明けの風“が”ふく」から「夜明けの風“は”ふく」・・・に変わっていました。
ニューアルバムへの期待が膨らみました。
2020年9月の塩尻で聴いた新曲が、いくつかのコンサートを経て、出来上がっていくプロセスを感じられました。
やはり、コンサートのハシゴはやめられません。
「うちのお父さん」や「おもかげ色の空」では、ワンフレーズだけど、マスクの下で小さい声で歌うようにいわれ。少しずつ、夜明けの風が吹いたね・・・って思いました。
* * *
<おまけのコンレポ>
2021年4月4日(日)の新発田市でのコンサートから、6月20日(日)南魚沼市民会館までの2ヶ月半。
こうせつのコンサートには行くことはできませんでした。
でも、この間に、伊勢正三氏と松山千春氏のコンサートに行きました。
グリパラと同時期、伊勢正三氏の2021年5月16日(日)、LINE CUBE SHIBUYA(2020年6月7日の振替公演)は、緊急事態宣言のために中止になりました。
緊急事態宣言下の都市よりも、地方のコンサートの方が開催しやすかったのかもしれません。
私は3月末~5月末まで、金沢に住んでいたので、両氏のコンサートに行くことができました。
<伊勢正三氏、2021年4月25日(日)富山市民会館>
会館のロビーに、東京での伊勢正三さんのコンサートではあまり見ない顔ぶれが・・・
なぜか、北信越(北陸3県&信州&越後)のこうせつファンが集っていました。
ちなみに、南こうせつ公式HPに、5月8日(土)のグリパラの中止の正式告知があったのが、この日でした。
その前々日には、南こうせつ公式HPに、グリパラは、「チケットの一般販売を停止する」という告知がありました。
なので、みんな中止は覚悟していました。
とはいえ、この日の正式な中止決定を、愚痴るしかありません。
そのなかのお一人が「みんな音に飢えているよね」とひとこと。
正やんのコンサートで救われるような・・・みんな、うなずきました。
正やんは、「地平線の見える街」からはじまり、「ペテン師」を歌い、イルカさんに提供したヒット曲の全てを歌われました。
<松山千春氏、2021年5月7日(金)本多の森ホール(石川県金沢市)>
5月8日(土)のグリパラの中止が決まり、東京に行く必要がなくなったので、ちょうど7日(金)の金沢での松山千春さんのコンサートに行くことにしました。
直前のチケット購入なので、最後列でした。私のお隣の方は、大阪からの遠征だそう。
最初に、松山千春氏は、お客さんに、換気のための休憩があることや、終演時間厳守でいつものように、長時間のアンコールに応えられないことをわびておられました。
松山千春氏は、サマーピクニックのゲストで、よく出演されています。
新しい曲から、おなじみの曲まで、素晴らしい歌でした。
千春ファンも声援なし。誰のファンも我慢の時期、と実感しました。
金沢のテレビCMで、金沢で松山千春さんのコンサートがあることは知っていました。
行きたいと思いつつ、本来なら、翌日の8日(土)はグリパラの予定で、7日(金)には東京に戻るので、行けない予定でした。
なのに、行けた・・・グリパラの中止は覚悟していたといいながら、終演後に悔しい気持ちが湧いてきました。
それに、こうせつに会いたい気持ちがふくらんで。
帰り道、金沢の街を歩きながら、マジで泣きが入りました。
南こうせつコンサートツアー2021年~いつも歌があった~
新発田市での、2021年4月4日(日)のコンサートから、2ヶ月半ぶりです。
長かった。この2ヶ月半、いろいろありました。
4波でのグリパラ中止に、コロナ関連の派遣バイトの開始に、ワクチン接種に・・・。
* * *
今年、2021年の年明け、日比谷野外大音楽堂のグリーンパラダイスコンサートはどうなるのだろう・・・半分あきらめ、期待せずに告知をまっていました。
告知が無く、完全にあきらめていた2021年の3月末、ギリギリになって、突然に、5月開催のグリパラ発表があって驚きました。
第3波、2回目の緊急事態宣言が全国で解除されたのが、新発田市のコンサートの少し前、3月21日でした。
緊急事態宣言解除後も、日々の新規感染者数は1000人近くありました。
その後は減ることなく、少しずつ確実に増えていき・・・4月の半ばには4000人を越えました。
第4波となりました。
4月16日(金)には、札幌教育文化会館での再振替公演(2020/3/25→5/4→2021/4/16)がありました。
さすがに私は、札幌は遠くて行けず、自宅待機です。空席が多かったようです。
そして、4月23日(金)には3回目の緊急事態宣言の発出がありました。
その結果、案の定というか・・・
5月8日(土)の日比谷野外大音楽堂のグリパラは、中止となってしまいました。
例年、地元開催の東京在住の私は、打ち上げの幹事をしています。
しかし、感染状況から、今年は、打ち上げはしない予定にしました。
残念といえば残念でしたが、日比谷野外大音楽堂は東京都の施設ですし、慌ただしい開催発表だったこともあって、打ち上げしないというのも、感染状況を予測してのことでした。
中止は、覚悟はしていまいした。
* * *
3月18日(木)から、私は金沢でひとり暮らしをしていました。
で、金沢に行く前に、東京の派遣会社に登録をしました。医療関係者の派遣を行っている、最大大手の会社です。
まだ、年金をもらえる年齢ではないので、働かなくては貯金通帳の残高が減るばかりです。
もはや、世の中で感染リスクの高い3密(密閉・密集・密接)な場所は、病院や施設ぐらいです。
感染リスクは高くても、減るだけの貯金残高は、ある意味、新型コロナより怖いのを実感していました。
現金収入が得られ、自分に出来る仕事は看護だけです。
派遣会社に登録する際に、履歴書提出とともにアンケートに答えました。過去5年に実践した看護技術の診療の補助(いわゆる医療行為)の一覧でした。
私は、ここ十数年、福祉や看護系学校の勤務だったので、アンケートにチェックできる看護技術は一つもない状況でした。
「こんなんで、仕事がありますかね」と、派遣会社の面接担当の方に伺いました。
そう、20歳代と思われるカッコいいスーツを着た派遣会社の女性は、「大丈夫ですよ、心電図の検査紙を台紙に貼るとか、いろんな仕事がありますから」
・・・と、美しい笑顔で、そうおっしゃいました。
(^0^;) そうか、今の私ができる仕事は、心電図を台紙に貼ることか
・・・自分の市場価値に直面して、ちょっと傷つきました。
派遣会社の美しい20歳代の面接担当の女性に悪気はなく、派遣登録者の客観的な市場価値を自覚させるのも、大切な業務のひとつなのでしょう。
* * *
金沢では、夏期のみの短期派遣の仕事はありませんでした。冬期に東京へ戻る予定であることを伏せて応募することも考えましたが、無理はせずに、パソコンに向かうことにしました。
そして、4月頃から、東京での新型コロナ関連の派遣バイトの募集メールが大量に入ってきました。
派遣バイトの募集メールの量と中身で、感染状況と施策を知ることが出来ました。
それで、何というか・・・
使命感?
好奇心?
好奇心というと誤解を受けるんで・・・興味・関心?
看護師として、この時代にしか経験できない仕事をしてみたくなった・・・いや、しなければならない!!
医療従事者の友人たちは頑張っているのに、私も何かしたい、頑張りたい・・・って、妙な気持ちに襲われたのでした。
で、5月末に、金沢から東京に戻り、すぐに新型コロナ関連の派遣バイトに応募しました。
アンケートに1個もチェックが付けられない還暦に近い私にも、仕事が回ってきました。
新型コロナワクチンの接種が始まることもあり、それだけ人材不足だったのでしょう。
仕事は、感染リスクの低い、裏方の仕事でした。
* * *
6月に入ると4波は、徐々にピークアウト。
6月11日(金)には、新規感染者数が2000人を切り、1000人台になりました。
6月12日(土)の調布グリーンホールのツアーコンサートは行われました。
私は、チケットを購入していたけれど、新型コロナワクチン1クール目接種の副反応で体調が悪く、発熱したので、行くことができませんでした。
後で、ピークアウト中の100%集客で、盛り上がったときいて、とてもうらやましく、無念でした。
私は、医療従事者枠での先行接種でした。
で、反ワクチン派・・・反ワクチン派とまではいかないけどワクチンに不安が強い人・・・の知人の何人かから、ひどい言葉を浴びせられ、落ち込みました。
そういう友だちとは、しばらく距離をとることにしました。
調布に行けなかったことよりも、これがすごく辛かったです。
* * *
南魚沼での、このコンサート自体、2020年6月21日(日)の予定でした。
チケットを買ったときは疫病騒ぎの前だったので、南魚沼遠征で一泊し、地元のファン友幹事の打ち上げに参加する計画でした。
いったんは全て払い戻し、1年たっての振替公演での延期でした。
そして、ちょうどこの日、2021年6月20日(日)に沖縄を除いて緊急事態宣言が解除されました。
第4波がピークアウトしたので、遠征は問題ないように思います。
ただ、感染リスクが低い職場とはいえ、派遣バイト先で私が感染していて、ファン友を濃厚接触者にしては申し訳ありません。
同乗同行会食なし、マスクは外さず、孤食黙食、日帰りの単独行動に徹することにました。
* * *
行きの上越新幹線から、彩雲が見えました。
朝ドラの「おかえりモネ」で、彩雲を知りました。
彩雲を見るといいことがあるのだそう。
いいことがあるに決まっていますよね。これから、こうせつに会えるんですから。
* * *
越後湯沢から在来線に乗り換えました。
南魚沼といえば、コシヒカリ、米どころ。
6月の奥深い山あいの田園風景が、とても美しかったです。
意外に、そんな田舎ではありませんでした。
金沢と同じ、駅周辺の商店街では、お店のひさしが歩道に長く張り出していました(新潟では、「がんぎ」というそう。金沢は、お洒落に「アーケード」だと思います)。
冬は雪が降るであろうことを想像させました。
何人かのファン友たちは、会場近くの公園で、ソーシャルディスタンスと保っての木陰ライブをしたとのことでした。
私にとっては、長かった2ヶ月半ぶり、グリーンパラダイスと調布グリーンホール、「ダブルグリーン」のリベンジライブです。
* * *
ファンクラブの会誌で、レコーディング中とあったからでしょうか。
相当、声が出ていて、すごかったです。
コロナ前より、声良かったかも? (;´∀`)
そして、「夜明けの風」が、出来上がっていました。
ピアノのソロから、盛り上げる感じ。
歌詞のテイストは違うけど、「心の虹」「ねがい」や「幼い日に」「ひとりきり」みたいな、ピアノが力強く、順平さんのバイオリンの弦アレンジも素敵でした。
そして、歌詞が変わっていました。「夜明けの風“が”ふく」から「夜明けの風“は”ふく」・・・に変わっていました。
ニューアルバムへの期待が膨らみました。
2020年9月の塩尻で聴いた新曲が、いくつかのコンサートを経て、出来上がっていくプロセスを感じられました。
やはり、コンサートのハシゴはやめられません。
「うちのお父さん」や「おもかげ色の空」では、ワンフレーズだけど、マスクの下で小さい声で歌うようにいわれ。少しずつ、夜明けの風が吹いたね・・・って思いました。
* * *
<おまけのコンレポ>
2021年4月4日(日)の新発田市でのコンサートから、6月20日(日)南魚沼市民会館までの2ヶ月半。
こうせつのコンサートには行くことはできませんでした。
でも、この間に、伊勢正三氏と松山千春氏のコンサートに行きました。
グリパラと同時期、伊勢正三氏の2021年5月16日(日)、LINE CUBE SHIBUYA(2020年6月7日の振替公演)は、緊急事態宣言のために中止になりました。
緊急事態宣言下の都市よりも、地方のコンサートの方が開催しやすかったのかもしれません。
私は3月末~5月末まで、金沢に住んでいたので、両氏のコンサートに行くことができました。
<伊勢正三氏、2021年4月25日(日)富山市民会館>
会館のロビーに、東京での伊勢正三さんのコンサートではあまり見ない顔ぶれが・・・
なぜか、北信越(北陸3県&信州&越後)のこうせつファンが集っていました。
ちなみに、南こうせつ公式HPに、5月8日(土)のグリパラの中止の正式告知があったのが、この日でした。
その前々日には、南こうせつ公式HPに、グリパラは、「チケットの一般販売を停止する」という告知がありました。
なので、みんな中止は覚悟していました。
とはいえ、この日の正式な中止決定を、愚痴るしかありません。
そのなかのお一人が「みんな音に飢えているよね」とひとこと。
正やんのコンサートで救われるような・・・みんな、うなずきました。
正やんは、「地平線の見える街」からはじまり、「ペテン師」を歌い、イルカさんに提供したヒット曲の全てを歌われました。
<松山千春氏、2021年5月7日(金)本多の森ホール(石川県金沢市)>
5月8日(土)のグリパラの中止が決まり、東京に行く必要がなくなったので、ちょうど7日(金)の金沢での松山千春さんのコンサートに行くことにしました。
直前のチケット購入なので、最後列でした。私のお隣の方は、大阪からの遠征だそう。
最初に、松山千春氏は、お客さんに、換気のための休憩があることや、終演時間厳守でいつものように、長時間のアンコールに応えられないことをわびておられました。
松山千春氏は、サマーピクニックのゲストで、よく出演されています。
新しい曲から、おなじみの曲まで、素晴らしい歌でした。
千春ファンも声援なし。誰のファンも我慢の時期、と実感しました。
金沢のテレビCMで、金沢で松山千春さんのコンサートがあることは知っていました。
行きたいと思いつつ、本来なら、翌日の8日(土)はグリパラの予定で、7日(金)には東京に戻るので、行けない予定でした。
なのに、行けた・・・グリパラの中止は覚悟していたといいながら、終演後に悔しい気持ちが湧いてきました。
それに、こうせつに会いたい気持ちがふくらんで。
帰り道、金沢の街を歩きながら、マジで泣きが入りました。