ミッキー死んじゃった‼

文字数 449文字

 それからしばらくして、昼休みに運動をと、病院の近くの道を歩いていたら、道路に白黒のブチ猫が、車にひかれて死んでいました。
(あ、ミッキーだ!)
 
 そう思った私は、その仔を道路の端によけ、あとからタオルを持ってきて掛けてあげ、道端の花を飾ってあげました。

(あ~あ、ミッキーもう少しで友達だったのに、なでなでも、抱っこも出来なかったね)

 そう思うととても悲しくなりました。
 タバサのことも思い出しました。
 猫って、外だと道路に飛び出して、ひかれちゃうから。
 可哀そうだよな…


 
 それから、ミッキーがいなくなり、心にすきまが出来たまま、しばらく過ぎたある日、病院の敷地で、当たり前のように歩いているミッキーの姿がありました。



 どうやらひかれていたのは、別のブチ猫だったみたいです。
 それにしても大きさ、柄、もう瓜二つでした。
 今思うに、きっとミッキーの兄弟だったのでしょう。


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